“賞金王”ファンネのＤＮＡは生きていた。８１年に埼玉ＣＨで総合優勝を成し遂げて以来、血の純度が年々低下するにつれて華々しい活躍から遠のいていった石川建一鳩舎。だが、血の底に眠る超越的な資質まで色褪せたわけではなかった。若者２人の熱気に煽られ、意欲を取り戻すや配合の冴えが復活。近親で再構成されたファンネの血は今ここに見事、蘇った。

石川建一鳩舎　０９年春の翔歴　（連合会序列・自鳩舎５番手まで）
正月オープンレース	優勝、２位、３位、４位、５位
一般２００Ｋ	５位、１５位、１７位、２２位、２９位
一般３００Ｋ	１７位、１８位、３５位、３６位、３７位
Ｒｇ５００Ｋ	優勝、４位、９位、１４位、１５位
議長賞６００Ｋ	１２位、２２位、２４位、２７位、２８位
地区Ｎ７００Ｋ	１４位、２２位、２８位、３２位、４５位
ＧＰ８００Ｋ	優勝、２位、１２位、１３位、１７位
東日本ＣＨ	４位
ジャパンカップ（総合序列） （桜花賞）	総合優勝、総合１２位 （総合優勝、総合６位、総合１４０位）