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 ■半世紀 Half a century 鳩と共に生きたある50年史− Vol.3
 

 「中野の金ちゃん」と呼ばれて50年  篠崎金一鳩舎(武蔵野連合会)

 東京西連盟の審査委員長にして、総合優勝の常連。東日本GNでも審査委員を務める等、役員としてもレースマンとしても、第一線であり続けている篠崎金一さん。ナルボンヌN優勝鳩の5年連続導入や、銘鳩の直子で春のRg総合優勝4回という実績で、日本鳩界に新鮮な話題を提供してきた。 
 13歳から大人に混じってレースに参加し、50年間、一度も鳩から離れたことはないという篠崎さんの、鳩への愛情の原点とは。

 ▲一番の思い出のレースであるという、75年秋下関800K東京西地区優勝のカップを手に
 
   ◆篠崎金一鳩舎(武蔵野連合会)プロフィール
 1947年10月1日生。10歳から鳩を飼い始め、13歳で日本鳩レース協会に入会。以来、50年以上鳩レースに参加し続けてきた。89年には武蔵野連合会の会長に就任。協会理事、評議員、レース審査競翔委員等、協会の運営に寄与し、東京西連盟では10年以上審査委員長を務める。レース実績としては、75年、関東地方部主催の下関800Kが最初の東京西地区優勝。95年には東日本GN総合3位。98、99、01、06年と春の東京西Rg総合優勝。03年には西東京CH総合優勝。10年度もGP連盟優勝、八郷国際親善500K全国優勝と現役バリバリのフライター。95年から5年連続でナルボンヌN優勝鳩を、99年にはゴメール銘鳩「セミ」を導入。これらの鳩の直系はいずれも輝かしい成績を収めている。
 

←ゴメールの銘鳩
ド・セミ
B96-2096503 B ♂
ゴメール作翔 
篠崎金一鳩舎種鳩

97年シャトローSN8,676羽中優勝
   直子/01年Rg総合優勝

→96年ナルボンヌN最高分速
ド・ブラウエ・ルドー
B93-4617687 B ♂
W.フランス作翔
篠崎金一鳩舎種鳩

95年ナルボンヌN
      13,783羽中最高分速

←95年春東日本GN総合3位
93MB24856 BC ♀
篠崎金一鳩舎作翔

95年
東日本GN7,999羽中総合3位
             篠崎金一鳩舎の華麗なる代表鳩
 RgからGNまで。半世紀に亘るレース歴の中で、篠崎金一鳩舎はまさにオールラウンドな実績を残してきた。特筆すべきは春のRg総合優勝4回の実績である。いずれも4〜6千羽の大レースを制してのものであり、01年のRg総合優勝鳩は、99年のRg総合優勝鳩の直子である。東日本GN総合3位や、桜花賞総合優勝、西東京CH総合優勝、GP連盟優勝2回等、長距離の実績もすばらしい。代表種鳩としては、95年から5年連続で導入したナルボンヌN優勝鳩を筆頭に、ゴメールの銘鳩セミ等がおり、直子、孫と飛び続けている。
愛鳩の友誌を彩った、篠崎金一鳩舎のRg総合優勝鳩4羽
 

99年春東京西Rg総合優勝&
98年春東京西Rg総合優勝

01年春東京西Rg総合優勝

06年春東京西Rg総合優勝
 
↑レース初参加、初記録を収めた1960年武蔵野連合会矢板100Kの序列。

←今春から本格始動する、篠崎さんの新鳩舎。鉄筋コンクリートを使用した3階建てのビルで、2階はミーティングルーム、3階は鳩舎になっており、エレベーターも設置されている。入舎口が高くなったため、電線にぶつかることもなくなった。

 

 

 
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