植村貞二・日本鳩レース協会会長 訃報 ………昨年11月六日午前11時22分、社団法人日本鳩レース協会会長の植村貞二氏が急逝した。同日の朝に植村氏は体調不良を訴え、救急病院に搬送された。しかし、手当ての甲斐なく、急性の心臓疾患により永眠された。享年65。 数多の協会事業に携わり、日本鳩界の発展のために力を尽くした。 また、植村氏は自ら率先して協会の鳩舎を掃除するなど、気さくで親しみやすい人柄であったという。 植村氏のご冥福を祈り、慎んで哀悼の意を表します。
年々隆盛を極めて/世界で最も美しい式典! 2004年度「全国著名愛鳩家の集い」 ………2004年11月20日、「全国著名愛鳩家の集い」が東京・椿山荘「オリオンの間」で開催された。世界最大のスケールを誇るピジョン・スポーツの式典をリポートする。
2004年NPOボルドー優勝 ド・メーレン/ゼーラントのアールデン ………7月の第3週に行われたNPOボルドーで優勝をさらったのがコー・ファン・ドメーレンだった。2位に37メートル引き離しての圧勝である。さらに翌週、万羽のダックスNでも3位に入賞を収めた。昨年のダックスN優勝の従兄弟だ。父ビムから築き上げた実績のアールデン系が真夏の7月レースを制したのである。
◎ドイツ長距離界の王者 キップ父子のスペシャル分譲……バルセロナの王者・キップ父子のスペシャル分譲・35羽! ◎WPL・特別誌上オークション……入手困難な西日本各地の飛び筋導入のチャンス! ◎横地光彦鳩舎オークション厳選51羽……地区チャンピオン賞最多タイ12回受賞記念、横地スピード系・厳選の51羽! ◎朝田忠則鳩舎・特別オークション……近畿の古豪・朝田忠則鳩舎代表鳩直系をゲット! ◎大高 繁鳩舎・特別オークション30羽……大高 繁鳩舎誇る稀代の銘鳩“ビックイーグル04”直系特別オークション! ◎1月号限定! パワーアップオークション……東海の長距離活躍ライン&東坂東の飛び筋、樋口鳩舎のラピート系&徳島の超長距離系など、注目の銘血がズラリ!
……この連載で大田誠彦氏は世界の名鳩の想い出を述べてきた。最終回を迎えるにあたり、大田氏は「世界に誇る日本の名鳩」をテーマに選ばれた。戦後から今日までに誕生した数多の名鳩群から大田氏が厳選された12羽について今回は述べていただく。
2004年度全日本優秀鳩舎賞/発表! 三賞に選ばれた8鳩舎の全レース成績 ………全国の地区チャンピオン賞41鳩舎及び有資格鳩舎、推薦鳩舎の中から選出される全日本優秀鳩舎賞鳩舎。今年も第一次選考を経て、クラウン・ゴールド・シルバー各賞の受賞候補8鳩舎が決定した。 選考された7鳩舎を50音順で以下に紹介しよう。今井雅之鳩舎(姫路連合会)、河原雅基鳩舎(ベイ東京連合会)、神田隆夫鳩舎(常南連合会)、高橋 昇鳩舎(埼玉連合会)、照山俊郎鳩舎(千原連合会)、中田幸雄鳩舎(埼玉南部連合会)、そして米倉勝弘鳩舎(下総連合会)である。 1998年に創設されたブロンズ賞は、三賞に匹敵するエクセレントな成績を挙げた鳩舎に授けられるタイトルである。今年は早乙女節夫鳩舎(ニュー横浜連合会)が選出された。 役者は揃った。いずれ勝るとも劣らない見事な成績を挙げた7人の三賞候補はネクスト・ステージへ向かう。この中で栄冠を手にするのは一体誰か。 すべてが明らかとなるのは11月20日だ。第二選考会を経て、至高のタイトルであるクラウン賞が決定する。2004年、感動のフィナーレは間もなくだ!
2004年度CH鳩発表/チャンピオン10羽、リザーブCH4羽誕!! ………2004年は舎外、及びレースの一時中断があり、長距離レースの開催を断念した団体が少なくない。しかしながら17羽もの申請があったのは喜ぶべきことである。中断にめげず、最後のレースまで飽くなきチャレンジを試みたフライターも数多く、チャンピオン鳩への申請へと至る。その心意気には、惜しみない賛辞を送りたい。
……「岩田系は日本が世界に誇れる唯一の名血である」と大田誠彦氏は述べる。1953年に岩田孝七氏が英米より導入された16羽の鳩を基礎とする岩田系は今日まで日本鳩界の頂点に君臨し続けている。この偉大なる名血の初期に誕生した名鳩の想い出を大田氏が語り始めた。