訃報・高松宮妃殿下薨去
………昨年12月18日午前4時24分、高松宮喜久子妃殿下が聖路加国際病院において薨去された。享年92。
若鳩の日本一に贈られる「高松宮杯」は昭和27年以来、実に半世紀以上にわたり社団法人日本鳩レース協会に授与されつづけている。昭和62年に高松宮殿下が薨去された後も、喜久子妃殿下のご高配により、今日までご下賜されてきた。妃殿下のご厚情により「高松宮杯」は最も栄誉あるタイトルとして日本鳩界に君臨している。
故・高松宮喜久子妃殿下の「劍葬の儀」は12月26日、東京都文京区にある豊島岡墓地にてしめやかに営まれた。葬儀には喪主の寛仁親王殿下、皇太子ご夫妻をはじめ皇族方、小泉順一郎首相ら各界から566人が参列し、最後の別れを告げた。また、午前11時40分から午後12時40分、1時30分から2時30分の2回にわたり、一般拝礼の時間が設けられ、多くの人たちが訪れた。
高松宮喜久子妃殿下のご冥福をお祈りし、慎んで哀悼の意を表します。
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☆ニッポンTODAY |
創刊50周年記念1 新連載 岩田誠三
翔聖が歩んだ鳩界史
………鳩歴70年の“巨匠”岩田誠三氏は、日本鳩界の草分けだ。2年連続クラウン賞受賞。前人未踏の通算6回目の日本一。戦後逸速く欧米の銘鳩を導入。系統論、作翔論で多くの愛鳩家を啓蒙。日本鳩界に尽力した功績ははかりしれない。本誌創刊50周年を記念し、岩田誠三氏の足跡を追った。
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創刊50周年記念2 歴代の日本一を振り返る クラウン賞回顧録
………愛鳩の友誌創刊の1956年から設けられた全日本優秀鳩舎賞。1963年から愛鳩の友社より王冠賞として最優秀鳩舎に贈られるようになった王冠は、1968年ピジョン・ジャーナルクラブ主催のクラウン賞へと引き継がれていく。常に愛鳩家のあこがれの的であり続けたクラウンにはどのような思いが託されているのか?
初受賞から40年以上たった今、王冠の真意に迫る。 |
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今年が最後……優勝賞金2,005,000円! ファイナルNPC開催決まる!!
………21世紀突入を記念して、2001年から行われたナショナル・ピジョン・コンクール(以下NPC)。年を重ねるごとに、全国のフライターからは翌年へ向ける熱い声が寄せられました。そして今年で5回目、多くの感動を生み出してきたコンクールは最後の開催となります。
これまで、参加した鳩舎、または実行委員会で提案された委員の意見を元に、年々ルールに改善を施してきました。今年は最後のNPC、より多くの、そして全国各地のフライターの皆様に参加して頂くため、ルールを大幅に緩和しました。バブル崩壊後長く続く不況の時代において、優勝賞金200万円超というコンクールは、フライターに夢を与えてきました。終止符が打たれることは残念ですが、だからこそ最高のフィナーレを一緒に迎えましょう。 |
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☆ヨーロッパTODAY |
二年連続ベルギーNチャンピオン ヨス・トーネ 連綿と銘血を受け継ぐ
………ワールドCH賞4回、フーデン・ダイフ賞2回。これまで幾度となくベルギー鳩界の頂に立ってきた。リンブルグの最強ヨス・トーネの強さは巧みに異血を加えながら、偉大なる競翔家トーマス・ペータースの銘血を連綿と受け継いできたことにあった。
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ド・クラックのヤンセン系を引き継ぐボルグマン兄弟 クラックからボルグマンへ
………命を削りレースに生涯をささげたド・クラック。永遠のチャンピオンは死してその偉大さを印象づけた。ダイレクトヤンセンを礎に作りあげたクラック・ヤンセンは継承者の甥、ボルグマン兄弟に引きつがれる。 |
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☆ 注目!スペシャル分譲&オークション |
◎恒例・全日本最強飛び筋オークション……2004年に一番飛んだ、全日本が誇る銘血75羽が集結!
◎ベルギー最高峰ヨス・トーネが誇る 最強ライン特別分譲52羽……巧みに異血を織り込み形成された飛び筋をあなたに!
◎ボルグマン兄弟の入賞鳩20羽! 特別分譲……名匠“ド・クラック”の銘血を受け継ぐボルグマン兄弟が、ヨングバードの入賞鳩20羽を特別分譲!
◎“カノン”特別分譲79羽……オリンピアード代表鳩“カノン”の直系、入賞鳩がズラリ!
◎ミスター・サンバンサン 渡辺 正鳩舎が誇る真のスピードバード特別分譲……渡辺 正氏が 導入したサンバンサンN最高分速鳩“ブラックジャイアント”、“アーリーバード”、“デンベック”のスーパー・スピードCHラインをベースに作り上げた渡辺鳩舎の自信作!
◎合田利一鳩舎の銘血30羽 黄金の翼オークション……難関ゴールドウィング賞鳩を2羽作翔した、名匠の手になる俊鳩を導入するチャンス!
◎2月号限定! パワーアップオークション……伊藤秀雄鳩舎の総合優勝の異母兄弟が登場! 蓮沼泰文鳩舎はなんと優勝鳩をオークション! 見逃せない!
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☆ ピジョンカルチャー鳩界偉人伝 連載第1回 by
大田誠彦氏 |
……好評連載中のピジョン・カルチャーの新章がいよいよスタートする。第3部・鳩界偉人伝だ。戦後の日本鳩界を支えてきた偉大な愛鳩家について大田誠彦氏に述べていただく。今回は社団法人日本鳩レース協会設立に貢献した関口龍雄氏と吉川晃史氏が話題の中心となる。
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☆ 連載8 初心者のための健康講座 古田勝彦獣医師/医師 |
……前回までは健康な鳩とはどういう状態か、病気の早期発見のチェックポイントなどを日本鳩レース協会の品評会規定をもとに鳩体の各部についてみてきました。
今回から、いろいろな症状から病気を考ていきたいと思います。
今月は嘔吐についてお話します。
鳩の嘔吐について考える前に人に置き換て考えてみましょう。
読者の皆様も多かれ少なかれ、気持ちが悪くなって吐いた経験をお持ちと思います。
多いのは、アルコールの飲み過ぎ、食事の食べ過ぎ、食あたり、風邪の胃腸炎、車酔いなどです。このほかにも激しい目まい、脳卒中、薬物中毒等いろいろな原因があります。
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☆ 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.10 |
……日本鳩界がまだ、在来系をベースとした長距離志向でレースを展開していた頃だ。筆者は他に先駆けてヨーロッパのスプリンターに注目する。中でもベルギーのカレル・モイレマンとの出会いは鳩への探究心をおおいに掻き立てた。レースに参加せずブリーダーとして存在しながら、スプリントレースで活躍する多くの強豪達がカレルの下へ鳩を求めて集まって来る。この現象に優れたブリーディングを直感し、モイレマン作の二ペア4羽の成鳩を導入した。チキンを思わせる大きさ、素晴らしい筋肉と想像を越えるパワーに筆者はカルチャーショックを覚える。 |
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☆ 特別企画・連載第16回「競翔50年」/01〜04年「新世紀を迎えて」 |
……ついに21世紀が幕を開けた。環境問題や愛鳩家の高年齢化など様々な問題を抱え、将来を危惧する声が聞こえる中で、鳩界のさらなる発展を担いNPCが開催される。 |
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