愛鳩サロン

愛鳩の友


 
 愛鳩の友誌 創刊50周年記念企画 Part.2(1974〜77年編)
 長距離の覇者 偉大なるGCHたち
 

 ◆長距離黄金時代の頂点“GCH”
 1970年代中盤といえば、長距離レース全盛の時代である。鳩たちは何度も何度も、果敢に長距離レースに挑んだ。優勝しても止められることなく、毎年、毎年、縦横無尽に空を駆け巡り、名前の知られた銘レーサーが幾羽も生まれた。
 そんな長距離レースの黄金時代…頂点にあったといえるのが今回紹介するGCH認定鳩たちである。GNを5回、6回と飛んだトリもいる。200キロからGNまでオールラウンドに活躍したレーサーもいる。共通した特徴は、とにかく確実に帰って来る帰巣能力である。どんな厳しいレースでも執念で凌ぎきる。その信頼が、飼い主に何年も飛ばし続ける決断を与えた。例え帰って来なくても、必然的結果として受容するしかない。能力だけが鳩の命運を決めるのだ。純粋な実力勝負が展開された時代でもあった。
 むろん、GCH認定に至るまでの道のりはヤワなものではない。その困難な道のりを乗り越えた銘鳩10羽を紹介する。

紹介している銘鳩
【一文字玉海号】 【高山039号】 【乙・ノースロップ号】 【乙・マッキークイーン号】 【新潟ブルーキング号】 【西輝4号】 【狐舟小栗号】 【みちのく狐舟号】 【日暮あずさ稚内号】 【南場徳之島号】

 
 ニッポンTODAY
 
三賞の今春 連載3 <地区N、GPを踏まえ、長距離戦へ>
 
 Rgで口火を切ったメインレースもとうとう中距離の佳境、地区N、GPに突入した。三賞鳩舎も様々な環境の中で、これらのレースを戦っている。総合優勝に湧く鳩舎もあれば、苦戦している鳩舎もある。強豪でさえ手を焼くほど、今年のレースは厳しいようだ。各鳩舎の戦いぶりに迫る。
 
地区CH賞の今春 連載第3回 最終レースに向けて
 
  激闘が続く春のレースは、中盤から終盤に差し掛かっている。次のレースがラストフライトとなる鳩舎もあるだろう。現在まで、鳩界の猛者である地区CH賞受賞者は、レースでどのように戦い、結果を残しているのだろうか。戦況と次戦の目標について訊ねた。
 

万羽レースを振り返って 〜2006年春季・埼玉Rg上位4鳩舎が語るエピソード〜
 
 蒼天をバックに13,730羽が、埼玉の空へ旅立つ。3月11日に行われた日本最大のビッグエヴェント“埼玉Rg”。勝ちには行くが、狙って獲れるものではない。選ばれし者しか踏み込めないトップ5の領域。見事手中に収めた4人のフライターは、万羽レースを回顧する。

 

5/8180のコトバ 〜埼玉知事賞・トップ5座談会〜
 
  Rgから2週間を経て、埼玉知事賞が行われた。
東北地方の風向きが安定せず、悪戦苦闘し飛翔す
るレーサーたち。8,180羽の上位5位に食い込ん
だフライターが、各々の知事賞を振り返った。

 
 ヨーロッパTODAY
 
世界に広がるコンビの銘血
 
歴史と実績ある最強ラインから新たなパワーを生み出すルフェブル&ダーネンス共同鳩舎

 
 コンビを組んで40年以上を数える。ロジャー・ルフェブルとダニエル・ダーネンスが共同で長い年月をかけて築き上げた確かな血は優れたラインを形成し、数々のCHを誕生させてきた。地元、東フラマン州からベルギー全土、更に広がり、今や世界中でルフェブル&ダーネンスの銘血は活躍している。
 
ゴールデンカップルのプレゼント
 ゴールデンカップル、そしてロビン≠含む直系が織り成すCHコロニー
 
  オランダの中距離CH鳩舎ピート・ファンデ・メーウの銘血で構成されるゴールデンカップルの直系で90年代後半から今日に至るまで、40を越す優勝回数を誇るヤン・ファン・ネデルペルト。銘血CHコロニーと深く関わる人間模様を紐解く。
 
バルセロナの空に誓う
 2年連続バルセロナ上位入賞、バルセロナIN・CHシップ1位獲得
 ルック&ヘラルド・ヘルボーツ
 
 リンブルフ州ザッペレンに鳩舎を構えるL&G・ヘルボーツ。父子は、2年連続バルセロナIN上位入賞、バルセロナIN・CHシップ1位を獲得する。銘鳩に流れるは、ファンデウェーゲン。鳩友との絆が銘系との出会いをもたらし、サクセス・ロードを切り開く。

→ オランダ長距離界に歴史を刻むファンデウェーゲン基礎鳩“アウデ・ドファーチェ”。父・アドリアヌスが生み出した偉大なる1羽の銘血は、アントンに受け継がれ新時代に多くのチャ ンピオン・バードを輩出し続ける。
 
銘血を絶やさない魔術師の種鳩作り
 オランダ長距離界で数々の実績を挙げるアントン&ルーシー・ファンデウェーゲン
 
 世界に誇る銘系を生み出すアントン&ルーシー・ファンデウェーゲン。この偉大なる競翔家の銘血鳩をご紹介する。
 
限りなくスーパー!
 ディルク&ルイ・ファンダイク父子の驚異
 
 自鳩舎に留まらず、他国ドイツ、オランダの強豪鳩舎のもとでもスーパーな飛び筋を形成する。ベルギー、アントワープ州に住む。強豪ディルク&ルイ・ファンダイク父子鳩舎が誇る偉大なる基礎鳩の非凡なる遺伝力に世界中の愛鳩家が注目している。
 
 注目!スペシャル分譲&オークション

オランダ中距離界で実績多数 銘血分譲 J.v.ネデルペルト
 …………オランダの中距離CH鳩舎P・ファンデメーウから導入したオートウィナーの孫とヤンセン・ツールニール・クラック系のディニーのゴールデンペアは、代表CHロビンを始め、ファンネデルペルトに数々の栄光をもたらし、今日のスーパーコロニーを築き上げた。
 
全国著名フライター集結 銘血・飛び筋厳選30羽特別分譲!
 …………過去、三賞および地区CH賞を受賞した強豪、そして活躍団体の代表鳩舎が誇る銘血鳩がここに集う。勝利を導く必須条件は、地元で数々の実績を挙げる確固たる飛び筋を手にすること。全国屈指の強豪が有する銘血を今回限りの超特価で提供する。

 
優良国産鳩格安分譲! 色とりどり! 地域の飛び筋が
 …………出陳者 ・ 中島 肇鳩舎、関口 守鳩舎、広川 昇鳩舎、原口幸人鳩舎、茂木 稔鳩舎、フレンド、恵下 猛鳩舎、近藤雅樹鳩舎、畠中直彦鳩舎、菊地 豊鳩舎、小林正人鳩舎、福地三郎鳩舎、猿渡 実鳩舎、枝川喜勝鳩舎、阿部三雄鳩舎、岡徳太郎鳩舎、高橋克也鳩舎、田中司郎鳩舎
 
ルフェブル&ダーネンス  銘血バード特別分譲
 …………ベルギーの伝統ある銘血を基礎に生きた伝説であり続けるルフェブル&ダーネンス! ゴールデンペアT、U&Vの直系が一挙分譲!

 
 永遠の銘系・その50 W・ファン・エンゲルスホーフェン 銘血ブラークハイスの真価


  W・ファン・エンゲルスホーフェンは、05年のマルセイユN三位に入賞、ナルボンヌINでは最高分速をマークした。レーサーは共にM・ブラークハイスのゴールデンカップルのラインだ。

→NL02−2067006 DC ♂
★翔歴★
05年マルセイユIN14,045羽中24位
05年マルセイユN3,678羽中3位
05年ル・マンP6,565羽中418位
04年ポアチェP2,380羽中517位

 
 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.26
  ヤンセンの強さが今日に至り維持されてきたのは父ヘンリーや息子のアドリアーンが交配の“法則”を知っていたからであり、このヤンセンに匹敵するのがオランダのアントン・ファンデルウェーゲンだと筆者は語る。片やスプリンター、片や長距離と狙いは異なるが、両者の取り組みには多くの共通点があった。アントンは一度、手放した鳩のラインが他鳩舎で活躍したとしても自鳩舎に戻すことはしない。基本的に異血を入れない姿勢はヤンセンも同じだ。限りなくピュアーな血を目指し、父親より受け継いだオリジナルラインを維持し続けるアントンの交配法を分析する。
 
☆愛鳩の友2006年5月号の紹介☆
2006年4月号の目次はこちら→
☆愛鳩の友誌 創刊50周年記念企画 Part.1(1964〜70年代編)
 長距離の覇者 偉大なるGCHたち

 鳩が帰って来ない。猛禽類の被害の増大などにより、全国的に激しく帰還率が落ち込んでいる昨今、この問題は鳩界において最大の関心事である。スピードだけでは通用しない。タフさと強さを兼ね備えなければレースで上位入賞はおろか、帰還さえ難しい時代である。
 1964年からはじまったCH(チャンピオン)鳩認定制度。その歴史は『愛鳩の友誌』の半世紀の歩みを象徴する。日本鳩界でこれほど息の長いタイトルは他にない。
 中でもCHの中のCH、GCH(グランドチャンピオン)鳩は、その時代を代表する長距離レーサーとして歴史に名を残してきた。その数、42年の間にわずか六十九羽。歴史を刻んできた速くて強い『必ず帰って来る鳩』たちの横顔を知ることは、現代の厳しいレース事情で戦う上で、計り知れない価値を持つことだろう。
 今月号では第1回のGCH鳩、“水越5号”からはじめ、“稲妻号”、“デルバーボーイ号”など伝説的銘鳩10羽を紹介する。
(写真は1967年GCH 稲妻号 61−25757 RC ♂ 藤井孝彦鳩舎作翔・福井県連合会)

 
☆ニッポンTODAY

蒼天を貫く白い弾丸
 2006年春季・埼玉レジョナル  放鳩ドキュメント

蒼天をバックに、13,730羽の鳩が一直線に飛び立つ!! その姿はまるで白い弾丸のようだ。ファインダー越しに 写る放鳩シーンは壮大かつ圧巻なものであった。

 超A級レースと謳われる埼玉Rgが3月11日、岩手県滝沢村にて開催された。参加羽数は13,730を記録し、前年同様に万羽レースとなった。
 昨秋のRgで同行した埼玉草加連合会に頼み込み、持ち寄りから放鳩までの3日間、密着取材を敢行。国内最大規模である埼玉Rg放鳩の舞台裏をレポートした。

 
三賞の今春 連載2 <全日本最優秀鳩舎、第一関門突入>
 
 3月に入り、いよいよ春レースも本番。Rgをはじめとして、各地で熱い戦いが繰り広げられている。そんな中、再びビッグタイトルを狙う三賞鳩舎も本領を発揮すべく中距離レースへ。今回はRgの結果を中心に、調整方法、チームの状態、次レースへの意気込み等を語っていただいた。
 
地区CH賞の今春 連載第2回 最初の関門・Rgを終えて
 
 春レースが開幕して、約1ヶ月。レースはついに地区CH賞の第一関門となるRgを迎えた。昨年地区CH賞を受賞した強豪15鳩舎は、Rgを終え何を思うのか。今春の戦力の現状と結果を尋ねてみた。
 
☆ヨーロッパTODAY
柔軟性が生むダイナミズム
 最高基礎鳩“ブラウヴェ・ファノーペン”と巧みに絡み合う長距離系統
 
 オランダ長距離界をリードするH&R・ワイナンツ。飛び筋の主軸を担うのは、最高種鳩“ブラウヴェ・ファノーペン”である。長きに渡りCHバードを輩出し続ける秘訣は、柔軟性と探究心。選び抜いた異血を導入し、銘血に一層のダイナミズムを与える。
 
偉大なるヤンセンの真髄を知る
 オリジナル・ヤンセンを知り尽し、その真価を伝えるピート・マンダース
 
 ヘンリーに始まるヤンセン100年の歴史は世界中の愛鳩家一人、一人の歴史にもクロスする。93歳になった“最後のヤンセン”ルイより、深い信頼を得るP・マンダースの鳩舎は純ヤンセンの貴重なる銘血の宝庫となっている。
 

お父さんに『ありがとう』
 2年連続短・中距離タイトルを総なめ! イヴス・シモンス

 2004年に若鳩短距離エースP1位、そして2005年は同エースP2位を全姉妹で獲得したイヴス・シモンス。この2年間で獲得した短・中距離タイトルはなんと31回! その成功の裏側に秘められた苦難、そして努力とは…。

 

エースピジョンのエキスパート 05年CB紙若鳩短距離Nエース・ピジョン賞2位
 アントワープ州の強豪ディルク・コーイエン

 1シーズンで入賞15回、内4回の1桁入賞は後半で収めている。栗の若鳩が備えた優れた回復力と安定性はビッグな勝利を呼び寄せた。エースPのエキスパート、ディルク・コーイエンは会心の鳩で最高の成果を挙げた。

 

世界最強の飛び筋へ
 2005年LCBナショナル最優秀鳩舎賞1位などタイトル多数獲得
 ベルギーを代表するオールラウンドフライター! (後編)
 
 6年間にゼネラルチャンピオン賞1位が44回、昨年1位を獲得したタイトルは何と69回!! その勢いは誰も止められない。2羽の基礎鳩ル・ボルドー、トラモンタンの直系が、フィリペン父子を世界随一のオールラウンドフライターに導く。

→基礎鳩“トラモンタン” B92-5106212 B ♂
P&P.フィリペン父子作翔 ※ル・ボルドー直子孫交配
99年オリンピアード長距離スポーツクラス1位
96年バッセ・ミューセ主催長距離エースP賞1位
97年バッセ・ミューセ主催長距離エースP賞1位
98年CB紙、BDS紙他長距離エースP賞1位6回受賞

 
☆ 注目!スペシャル分譲&オークション

★オランダ長距離王 ワイナンツ父子代表CH直系分譲
 …………05年マルセイユN優勝を果たした“ラーテ・シンプソン”はワイナンツ父子の最高基礎鳩“ブラウヴェ・ファノーペン”の孫だった。オランダ強豪鳩舎、ワイナンツ父子が贈る最高基礎鳩・代表CH鳩の直系12羽を厳選分譲!

 
 ☆ 永遠の銘系・その49 二つの銘血が放つ威光

 偉大なる二つの銘血ジョルジュ・クトーとロジャー・フロリゾーネを駆使するミシェル・デニスは、04年に3つのNレースでシングル入賞、加えてKBDB長距離NエースP1位を獲得。

→“ゾット”B02−3215013 B ♂
★翔歴★
04年カオールN7342羽中4位、
P945羽中優勝、310羽中優勝
03年シャトロー6564羽中431位、
1067羽中69位

 
☆ 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.25
 そもそもはミューレマンスに注目したのがきっかけで、筆者のヤンセン系への取り組みは始まった。ミューレマンスにはヤンセンの雌が必要である。このことは仲介者であるオーガストから教わり、ヨーロッパ鳩界ではすでに常識でさえあったことを知る。さらに筆者は研究を深め、ヤンセン系の中の固有のラインを発見することとなった。ミューレマンス、ヤンセン両者の持ち味を後代へと繋いでいくためには、“019”や“ヨング・メルクス”ではなく、ヤンセンの“アウデ・ヴィットオーガー・ファン65”のラインが必要であることを唱え、ミューレマンスとの血統的整合性を解いていく。
 
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