健在!CHブリーダーの偉力
クリス&ヤープ・ファンデルフェルデン父子 |
昨年も長距離Nレースでシングル入賞をキープする。これまでバルセロナ制覇の2羽を含め5羽のN優勝鳩も誕生させた。今やオランダ長距離界を代表する強豪として名を馳せるクリス&ヤープ・ファンデルフェルデン父子の強さに迫る。 |
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3筋の金脈いまだ尽きず…
2007年ゲレN12,558羽中17位入賞 ルフェブル&ダーネンス |
むしろ以前よりも勢いを増しているかもしれない。1990年代から脈々と続く“ゴールデンライン”がまたしても俊鳩を生み出した。名は“ド・ゲレ”。ルフェブル&ダーネンスの太鼓判と言うべき命名を、早くも受けたこの俊鳩。今後目が離せない存在になりそうだ。
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ベルギー最強鳩舎 ヨストーネ ― 栄光への道 ― 連載15回
2本柱の新たな飛躍に貢献する異血“ジュエル” |
今やバルセロナIN優勝鳩ゲルダの父親として有名だ。スーパーCHを誕生させた“ジュエル”の愛称には異血ブリーダーとしての優れた性能へのヨス・トーネの限りない期待が込められていた。 |
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▼その他 ヨーロッパTODAY |
■錦上に花を添える栄誉 07年シルバー・ウィング・バルセロナ受賞
パトリック・ケライン
選り抜きの俊鳩のみで争われる、バルセロナ・ベルギーN内の頂上決戦 ― それがゴールデン・ウィング・バルセロナ賞だ。出場資格があるのは1つの鳩舎でたった1羽。断じてただの幸運で獲れるタイトルではない。2007年度のゴールデン・ウィング・バルセロナ賞第2位に輝いたパトリック・ケラインの俊鳩にも、受賞して当然と万人を納得させうる、決定的な要素があった。 |
■融和した銘血×銘血の真価 へリンク&ポールマンス
07年バルセロナN12,738羽中優勝 IN25,820羽中4位
主な敗因に不運を挙げることはできる。が、主な勝因に幸運を挙げることはできない。それがNレースだ。展開や天候などの偶発事項がどれほど有利に働いても、それだけで勝てるほど、万羽を優に超えるアスリートたちがしのぎを削るNレースは甘くない。Nの勝利には勝って当然と思える勝因が必ずある。その冷徹な事実を、バルセロナ・ベルギーNの勝者は改めて痛感させた。
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■超実戦的な長距離系統 フライアルデンホーフェン父子
07年イルンN総合優勝、N雄鳩エースP1位
07年、ドイツの実力長距離鳩舎、フライアルデンホーフェン父子がまたやった。マルセイユから放鳩地を変えたイルンNで3,398羽中総合優勝! ここ10年で揺るぎのない飛び筋を構築したその力は、もはや疑う余地はない。ナショナル♂鳩エースピジョン1位も獲得し、抜群の安定感と一発の切れ味を証明。ドイツ発の長距離ラインが世界に名を轟かす。
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■頼もしきは銘鳩“ザベル” 06年、07年連続ブールジュN3位入賞
ジョニー&イヴス・ジョンカー
8年前のブールジュNワン、ツーで中距離界のスーパー・スターとして脚光を浴びたジョニー&イヴス・ジョンカーが2年連続ブールジュN3位入賞で再び注目される。勝利を促す原動力はベルギー中距離界の銘血を巧みに織り込み作り上げたCHブリーダー“ザベル”にあった。 |
■基礎カップルの確かな力 長距離レースの強豪ロジャー・ギオン
期待の銘血で07年サンバンサンIN制覇
ワロン・ブラバン州のラスネ地区で闘う熟練フライター、ロジャー・ギオンが昨年のサンバンサンIN1歳鳩レースで堂々トップに躍り出た。最高の栄誉をもたらした雄鳩は自鳩舎が誇るゴールデン・カップルの近親ラインで構成されていた。 |
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ニッポンTODAY |
2007年度全日本優秀鳩舎
トップ8の飛び筋を探る
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07年全日本優秀鳩舎に選ばれたのが上の8人。ベテラン、新鋭入り混じったメンバー構成であるが、昨春を賑わせた強豪ばかりであることは一目瞭然であろう。距離、天候、レース展開、様々な条件を乗り越えて上位に鳩をまとめ続けた彼らの飛び筋とはどんなものなのだろうか? 帰還率の厳しい昨今の鳩レースにおいて、「落ちない」「抜ける」をキーワードに07年春を雄飛した日本最高峰の飛び筋の源を探ってみたい。
まずはクラウン賞に輝いた及川 茂鳩舎。まさにどんな展開でも上位に鳩をまとまって来る力を持つエースピジョンタイプの系統、及川シャンテリー系を武器に最高の入賞率を達成。規定3レース、いずれもまとまって鳩を帰したうえ、地区Nはベスト7独占。「系統」の力をまざまざと見せつけた。
続いて千葉の実力者、米倉勝弘鳩舎、ゴールド賞4回受賞のその実力の源は、ベアトリックスカイパー等の長距離銘血を軸に据えた本物志向の飛び筋にあった。同じくゴールド賞を受賞したのがうさぎロフト。こちらは選手500羽という大規模鳩舎だが、その中身は中距離から長距離までカバーする銘血軍団。勝利至上主義で集められたそのレーサー群は驚異的だ。
シルバー賞で最高の評価だったのが、唯一人地区CH特別賞からの三賞受賞、照山俊郎鳩舎。3連続総合優勝のインパクトをもたらしたものは、照山デーゲンス系をはじめとする自身の飛び筋の切れ味であった。注目すべきは初三賞となった鹿島成浩鳩舎。東京で選手500羽。種鳩500羽。そのすべてが海外の銘血バード。これからどこまで強くなるのか想像もつかない。
関東圏外から唯一3賞に食い込んだのが、富山の横井信治鳩舎。レース歴8年で地区CH6回獲得という驚異的な実力の背後には、名古屋の銘系「佐治輸入系」があった。そしてこちらも初の3賞に輝いたのが、千葉の委託鳩舎、リバーサイドロフト。全国の委託者の夢を乗せて東日本CH30羽記録は見事の一言。そしてブロンズ賞には日鳩から唯一ランクインした古豪、中島郁雄鳩舎。小羽数で1000キロを戦える秘密とは?
ベテラン、新鋭、大規模鳩舎、小規模鳩舎、個性豊かな彼らの飛び筋の源に迫る。
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ヨーロッパTODAY |
アーノルドに始まるコロニー形成
ヨス・トーネの銘血で1997年バルセロナIN優勝 V・ファンヒュースデン(後編) |
ベルギー鳩界の最強ヨス・トーネの主力ラインを支柱に据える。長距離レースに夢を抱くV・ファンヒュースデンにとって、97年のバルセロナIN制覇は誇るべきコロニー形成の第一歩となった。
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ド・13×ド・25=21世紀のヤンセン
世紀の銘鳩ラインの配合で“21世紀のヤンセン”を担うボルグマン兄弟 |
純クラック・ヤンセンの正統派、ボルグマン兄弟。彼らはヤンセン兄弟から叔父であるド・クラックへと伝わった純ヤンセンのみで戦い続けるまさに"21世紀のヤンセン”である。ド・クラックの銘鳩ワンダー13と自らの代表CHド・25のラインを自在に組み合わせ、新たな伝説を創造し続ける。
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ベルギー最強鳩舎 ヨストーネ ―
栄光への道 ― 連載14回
“ポコ”に並ぶ最高級ブリーダー“スモウ” |
他国で偉大なる成果を収め、自らも最高の勝利を収めた。ヨス・トーネ会心の種鳩“スモウ”は、代表CHブリーダー“ポコ”に並ぶ優れた遺伝力で数々のスーパーCHを誕生させてきた。 |
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▼その他 ヨーロッパTODAY |
■銘血の宝庫から生まれた俊鳩
06年モンリュソンNPO優勝 フーブ・ファンドリール
成績がふるわなかったとしても、フーブはスプルートがレースから帰還する度に内心で満足げに頷いていたのかもしれない。疲労をみじんも見せない、ぬきんでたタフさを掴んだ掌で感じながら…。生まれるべくして生まれた真性のスピードバードは、たとえ力任せの力戦になっても強いことをモンリュソンNPOという大舞台で証明した。 |
■時空を超えた長距離の精髄
アントン&ルーシー・ファンデウェーゲン
優れた資質をそのまま受け継いだのは、レーサーだけではなかった。そのレーサーを作り出した名匠もまた、“鳩の魔術師”と謳われた父から有り余る才能をまるで生き写したように授かっていた。父・アドリアヌスが常勝神話の序章を鳩史に記してからおよそ4半世紀
― 。息子・アントンの手により神話はいまだ途切れることなく書き綴られている。
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■友情の結晶がINの大空を雄飛 2年連続バルセロナIN上位入賞
・バルセロナIN・CHシップ獲得 ルック&ヘラルド・ヘルボーツ
ヤン・アールデンからアドリアヌス&アントンのファンデウェーゲン父子へ伝えられ、頑なに守り抜かれた“純血”を、息子のアントンから唯一、のれん分けされた鳩舎がある。ルック&ヘラルド・ヘルボーツ。参加羽数が2万羽を優に越えたバルセロナINの桧舞台で01、02の2年連続で上位入賞を果たし、チャンピオンシップ1位を獲得した、長距離の雄だ。
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☆遺伝学への巡礼 第9回 ホルモンの働き 山浦 純一 |
今月はホルモンについて考察してみたいと思います。ホルモンは体内調節系として非常に重要な物質です。ホルモンは筋肉やエネルギー代謝に密接な関係を持つため、運動能力に大きな影響があります。
今月のポイント
●運動能力を左右するホルモンは環境に影響を受ける
●筋肉を作るホルモンの仕組み
●「成長ホルモンのバランスを崩さない健康な血統が重要
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▼その他 連載記事 |
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■連載19 マルシンバード・上海委託レース奮闘記 |
■連載14 アイキュウの輪 交友関係からみる意外な素顔 大竹清一さん |
■連載5 各地のベテランフライターに聞く 2月の管理 |
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