2009年度全日本最優秀鳩舎トップ8
2009年 全日本優秀鳩舎賞発表!
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去る11月15日(日)、2009年度「全国著名愛鳩家の集い」が、東京・椿山荘「オリオンの間」で開催され、北は北海道、南は九州から400名近い愛鳩家が集い、三賞をはじめとるすビックタイトルの表彰が行われた。注目のクラウン賞争いを制したのは、埼玉連盟の新井 繁鳩舎(埼玉北辰)。パーティーでは日頃顔をあわせることのない強豪同士が交流し、懇親を深めた。日本一を決める集いの求心力は、年々増すばかりである。
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クラウン賞
新井 繁鳩舎
埼玉北辰連合会
翔歴37年。キャリアの大半を自鳩舎の飛び筋・白鶴系と共に過ごしてきた。79年、ステッケルボード×ファンブリアーナの配合で生まれた600K優勝鳩・白鶴号――後の基礎鳩は奥住ダワンス、中田ボルドーといった埼玉連盟の一流飛び筋と融合することで屈指の銘系へと成長。異血との親和性により、年々パワーアップしてきた。
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ゴールド賞
小林晴夫鳩舎
愛知三州連合会
00年、レース歴5年でゴールド賞へと一気に登りつめ、“早熟のフライター”として話題を集めた。誰もが認める実力を再び花開かせる時が09年にやって来た。Rgでは接戦を勝ち抜き、総合優勝を含めてシングル入賞4つの快挙を成す。ハイレベルな成績は審査員から高い評価を得て、見事、2度目のゴールド賞を受賞。
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ゴールド賞
藤井孝彦鳩舎
福井県連合会
ゴールド賞を筆頭に、GCH鳩“稲妻号”の作翔、2年連続でNPC全国ワンツーと、常に北陸鳩界の歴史を塗り替えてきた。
フロンティア精神――。
確固たるスタイルをもつ北陸“伝説の男”に限界はない。 |
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シルバー賞
中田幸雄鳩舎
埼玉南部連合会
主力中田ボルドー系の抜群の安定性にさらに磨きを掛けての三賞入りとなった。中田幸雄鳩舎と言えば、つい安易に“三賞の常連”と相手に言わせてしまう。ゴールド賞2回、そして今回を含めてシルバー賞4回。計6回もの三賞受賞を遂げることとなった。地区CHに至っては94年を初受賞に通算10回と受賞回数は多い。強豪ひしめく埼玉での実績だけに、その実績の意味は重い。 |
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シルバー賞
鈴木 隆鳩舎
埼玉北葛連合会
感慨無量。待望の三賞を受賞し、椿山荘の壇上に立つ鈴木隆鳩舎の心は熱かった。レース歴40年、第1回地区CH賞を含めて5回の受賞を重ねてきたが、最高峰には届かず。一昨年、地元埼玉から2人の実力者が初の地区CHを三賞へと繋いでいった。ライバルの躍進で強豪の心に火がついた。これまでの闘い方を反省し、安定性に加えずば抜けた成績が必要と、思い切って早期分離に切り替える。管理面での多少の混乱はあったが乗り越える勢いがあった。
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シルバー賞
及川 茂鳩舎
新日本連合会
4年で3度の三賞。06年ゴールド賞、07年クラウン賞。そして09年のシルバー賞。05年と07年には地区CH賞をしっかりと獲得している。大羽数の出ない東京中地区連盟で常に日本トップクラスの入賞率を叩き出していることも瞠目に値するが、それ以上に短・中・長距離と距離、展開問わずオールマイティに総合シングルへと突き進む彼のレーサーたちのレベルの高さに注目すべきだろう。
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シルバー賞
梶川芳一鳩舎
船橋連合会
三大長距離制覇の大望を掲げて2年前、鳩レース再開に踏み切った梶川芳一鳩舎。いずれか一つでも総合優勝を果たすのは見果てぬ夢に近い難事だが、実現に向けての足がかりはすでに固まったと言っていい。09年は東日本CHで総合10位(桜花賞総合優勝)、東日本GNで総合3位、ジャパンカップでも連盟優勝。もはや夢物語ではない。まさしく夢の実現である。
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ブロンズ賞
矢嶋英夫鳩舎
埼玉利根連合会
昨春早々から雄飛し続け、正月レース、模擬レースと連勝し、300Kでは2位以下のベストテン序列をほぼ占拠。続く400Kの5連合会合同レースではベスト5を独占した。総合レースになっても勢いは弱まらず、Rgで最上位3%圏内に規定数をまとめ、農水賞600Kでは総合6位に入賞。地区Nに至っては総合3位をはじめシングルに3羽を叩き込んだ。さらにGPでも連盟ワンツー。対象レース以外でも好調を保持し続けた。
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ニッポンTODAY |
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飛び筋の集大成を実感!
待ちに待った3度目の地区N総合優勝
脇坂善一鳩舎(滋賀連合会)
09年春、ニュー近畿を代表する強豪、脇坂善一さんが5年振り、3度目の地区N制覇、そして通算10度目の総合優勝を遂げた。同時に自鳩舎ラインの四代総合優勝という快挙も成し、ワキヤン・ラインの集大成を実感することとなる。
←2009年の地区N総合優勝鳩を手に喜びの脇坂善一さん(右)と良き師匠でもある藤井孝彦さん
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