愛鳩サロン

愛鳩の友


 創刊50周年記念特集

連載第4回 岩田誠三氏/翔聖が歩んだ鳩界史
 ………前号では、戦後、兄の岩田孝七が欧米からオペルを始め16羽の鳩を導入し、その直子が大活躍をしたことを話ました。そして岩田28号など、数々の直子が総合優勝を果たしました。ことに岩田551号は、昭和32年から35年まで1000キロ以上で5年連続総合優勝を飾り、最高の全日本優秀鳩舎賞まで獲得することができたのです。今回は、その後の活躍状況を説明しましょう。

 
連載第2回 尾内一郎・日鳩会長が語る日本伝書鳩協会の歴史と歩み
 ………日本伝書鳩協会は、昭和29年に創立。以来51年の歴史を迎えている。設立当時は、どのような理想に燃え、それを実践しようとしたのか。尾内一郎会 長に、当時のことを語ってもらった。
 

ピジョンカルチャー第3章「特別偉人伝」大田誠彦氏
 
第3回 高松宮宣仁殿下御夫妻の御厚情と御支援
 ………故・高松宮宣仁親王殿下の特別な思し召しによって、高松宮杯を社団法人日本鳩レース協会は長年御下賜いただいた。昨年12月に喜久子妃殿下が薨去されたいま、この賞杯の価値を再認識すべきだと大田誠彦氏は述べる。

 
 ニッポンTODAY

優勝賞金 2,005,000円! ファイナルNPC/状況を考慮、締め切り延長へ
 ………日本列島を覆う寒波の影響で、各地でレース順延を余儀なくされています。連合会および支部レースの実施が遅れている団体に関しては、NPC対象レース(鳩協…地区N、日鳩…チャンピオンC)の延期が予想され、2月21日までのチーム登録は極めて困難な状況です。従って、締め切り日の延長(一部地域に限る)を決定しました。

1)締め切り日の延長(一部地域に限る)
地域によって各連盟・各支部合同会の事情により、NPC対象レース(鳩協;地区ナショナル、日鳩:チャンピオンカップ)の実施日程が予定より大幅に遅れています。締め切り日の段階で200、300Kレースを終えていない地域もありました。実情を考え、2月21日の段階で300Kレースが実施できなかった地域に限り、以下のように締め切り日を延長いたします。

締め切り日延長(一部地域に限る)
2/21の時点で300Kレースを終えていない地域に限り

2月21日→3月22日(当日消印有効)

※北海道、青森、秋田、岩手、山形、新潟、北陸に所属する各連盟並びに各支部 合同会については変更なく、3月22日消印有効となります。

(2)締切り延長地域の方に限り、登録鳩変更可
2月21日までに参加申込みを済まされた方のなかで、締切り日が延長となりました地域の方に限り登録鳩の変更を可能と致します。締切りは3月22日となります。変更をご希望の方は、期日までにNPC実行委員会事務局まで電話、またはFax.にてご連絡ください。

2005年ナショナル・ピジョン・コンクール実行委員会事務局
  〒330-0071 埼玉県さいたま市浦和区上木崎5-14-5 (株)愛鳩の友社内
  Tel.048-833-4180(編集部) Fax.048-833-4863  E-mail eigyo@aikyunotomo.co.jp

 

第1回ジャパンカップレース・スペシャル座談会
 ………全関東初山別CHが装いも新たに生まれ変わる。第1回と銘打ち、今春よりジャパンカップレースと名称を改め5月5日の放鳩を目指す。セールスポイントは、公称900キロ以上ならば全国各連盟から参加可能のオープンレースとなった。夢の北海道レースを全国各地で楽しもう。これからの新しい楽しみ方を提示したドリームレースの全貌を紹介する。

 
2005年度翔道段位 発表
 ………2005年度・翔道段位認定者が、認定審議会において決定した。今年度の申請者数は計10名であった。昇段希望のうち一名の方は昨年の昇段者。「2年連続の昇段はできない」という規定に従い、選考から外させて頂いた。次年度の審議会まで事務局が保管させて頂くことになる。
 本年度は6段以上の上位有段者は誕生しなかったが、5段には昨年度の全日本優秀鳩舎賞にノミネートされた、神田隆夫鳩舎(常南連合会)や中田幸雄鳩舎(埼玉南部連合会)が昇段した。3年連続クラウン賞の今井雅之鳩舎は別格3段になる。
 「後発のベテラン」を救済するために設けられた制度、別格段位には昨年、33名がいたが、規定どおりにそれぞれ昇段を果たしている。
 
 ヨーロッパTODAY
2004年度ラ・コロンボフィルベルジ表彰式/恒例! 益々盛大なるCBセレモニー
 ………去る1月29日、ベルギーを代表する鳩レース新聞社ラ・コロンボフィル・ベルジ紙が主催する第12回スーパー・グランプリ表彰式が,ブリュッセルから南に約50K下がったところに位置するニフェレス市内のホテルで盛大に開催された。
 

静かに時を刻んだ3時間半/
  第29回FCI総会atポルト市内 オールド・カスタムハウス・オポルト会議場

 ………去る1月21日(金)午後3時より、2005年ポルト・オリンピアードと共にポルトガル・ポルト市内にあるオールド・カスタムハウス・オポルト会議場において開催されたFCI(国際愛鳩家連盟)総会。29カ国の代表が出席した。

 
04年ブールジュN11,099羽中成鳩部門優勝 ロジャー・ファナイヘン/父へのプレゼント
 ………ブールジュからの距離500キロ超。遠距離地帯に鳩舎を構えるロジャー・ファナイヘンが勝ち得た栄光の背景には、父親の全面的なバックアップがあった。
 

01年ブールジュNイヤリング部門15,581羽中4位 ライモント・マルカル/スーパーの理由
 ………ライムント・マルカルの“スーパー・ブールジュ”は2001年ブールジュNでイヤリング部門で4位に入賞したチャンピオンだ。その充実した翔歴・血統・鳩体に海外レポーターは舌を巻いた!

 

メイド・イン・ジャパン俊鳩の帰国/
 坂上秀雄鳩舎委託2002バルセロナIBC2000優勝鳩がついに日本へ帰国

 ………鳩人生最後の作出鳩がバルセロナ・IBC2000で優勝するという運命的な勝利を収めた坂上秀雄鳩舎(佐原連合会)。病と闘いながらもバルセロナへの夢をもう一度追った坂上さんの熱い思いは現実となった。そして待望の帰国…。

特別オークション
 2002年バルセロナIBC2000優勝→
 99HA10717 DC ♂ 坂上秀雄鳩舎作出委託
 ファンデプール作の配合♀付

 
04年ジャルナックSN1歳鳩部門6,273羽中優勝 カリオン・ディディール/銘血で彩られたCH
 ………2004年ジャルナックSN1歳鳩部門を制したのはカリオン・ディディールの愛鳩だった。灰のオスは天性のスピード性を出し切り、並みいる強豪のエースを一蹴する。CHの血統をひも解けば、戦後ベルギー鳩界を席巻した銘血で彩られていた。
 
04年長距離NエースP2位 クティ・ヘラルド&デニス/アルデンヌの森に始まる
 ………リエージュ州の強豪、ワティ・ヘラルド&デニス父子の息の合った連携プレーから昨年、新たなヒーローが誕生した。主力ラインで構成された雄鳩が長距離Nエースピジョン2位を獲得する。
 
 注目!スペシャル分譲&オークション

スプリングオークション……全国の著名フライターが精魂こめて作出した好鳩が42羽勢揃い!

 
 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.12
 ……ミューレマンスになぜヤンセンの雌が必要なのか。体型から判断すれば、タイプの異なるミューレマンスとヤンセンの交配には抵抗がある。送られてきたヤンセン鳩の多くが、どうして“アウデ・ヴィットオーガー”のラインなのか…。疑問は残るが、その意味を解くためには筆者自身を従来の根強いこだわりから解き放さなくてはならなかった。オーガスト・ウルフ・マイヤーのアドバイスに従い、交配を試みるがなかなか成果は挙がらない。鳩を飼っているからには勝ちたい欲求もある。ジレンマと闘いながらの筆者の試行錯誤が繰り返された。
 
☆愛鳩の友2005年3月号の紹介☆
2005年2月号の目次はこちら→

サンシャインに集結/第29回東京ピジョン・オリンピアード&第51回全国伝書鳩品評会
 ………昨年、創立50周年を迎え た日本伝書鳩協会。1月15、16日に東京ピジョン・オリンピアードが開催された。今回は装いも新たに会場を「池袋・サンシャインシティ文化会館」に移した。交通の便が良い都心に移ったこともあり全国から多くの方が集まり、盛り上がりは最高潮に達した。

 
☆ニッポンTODAY

創刊50周年記念1・連載第2回 岩田誠三
   翔聖が歩んだ鳩界史
 ………戦後、私が鳩レースを再開したのは昭和28年です。当時、鳩から遠ざかっており、洋鳥を飼っていました。その時、兄の孝七が靴の商用でアメリカへ渡ったのです。私は、インコを買ってきてもらおうと思ったのですが、あいにくインコが見当たらない。その時兄は鳩に対する強い好奇心から、ニューヨークのペットショップの人に一流フライターを紹介してほしいと頼んだのです。そしてアカルディ氏を紹介してもらったのです。 その後、氏から購入したトリが、その後の岩田輸入系の源鳩となったのです。

 
優勝賞金2,005,000円! ファイナルNPC/締め切り間近に迫る!
 ………「目指せ賞金総額1,200万円超!」をキャッチフレーズに始まった今年のナショナル・ピジョン・コンクール。今年は、ファイナル(最後)の開催です。2月20日の締め切り(一部地域を除く)が迫ってきました。登録する鳩は決まりましたでしょうか。平均分速で競うため地域、レース展開は関係ありません。全国規模のコンクールにぜひとも奮ってご参加ください。
 
☆ヨーロッパTODAY

ポルトガルから世界へ/第29回オリンピアード in ポルトガル Part.1
 ………世界鳩界における最大の祭典、F.C.I.オリンピアードが開催された。今回の開催地はポルトガル発祥の地、ポルトである。オリンピアードを通じてポルトガルには今後鳩界が発展するだろう潜在的能力があることが、世界にアピールされた。

 
偉大なる二つの銘血を駆使/ミシェル・デニス
  04年ブリーブN2位、カオールN4位&ブールジュN9位、KBDB長距離N AP1位
 ………バルセロナのスペシャリスト、ジョルジュ・クトーとロジャー・フロリゾーネの二人が誇る銘血を支柱に据える。形成されたコロニーを駆使し、強豪ミシェル・デニスは3つのNレースで上位入賞、04年KBDB長距離Nエース・ピジョン一位を獲得した。
 
リンブルフの韋駄天/04年シャトローSN1歳鳩部門 13,989羽中優勝 スコット・モデスト
 ………スピード戦となった昨年のシャトローSN1歳鳩部門。優勝を手にしたのはリンブルフ州の72歳になるスコッツ・モデストだった。義理の息子で強豪のマルク・ファノーケレンの指導のもとスピード血統を駆使しての勝利を報告する。
 
オランダ長距離の飛ばし屋 ハリー&ロジャー・ワイナンツに迫る
 ………長距離の名門、ワイナンツ父子は誰もが認めるプロである。ワイナンツ家は代代鳩レースで輝かしい足跡を残してきた。息子のロジャーが34年前に加わり、Nレースで優勝、シングルを量産。オランダ長距離血統を武器に、親子の卓越したセンスが合わさる彼らは無敵の快進撃を続ける。
(右の写真は息子のロジャー・ワイナンツ氏)
 
☆ 注目!スペシャル分譲&オークション
オランダ長距離CH・ワイナンツ特別分譲……バルセロナなど長距離レースのスペシャリスト・オランダのワイナンツ父子の長距離チャンピオンバード直系が勢揃い!

ロフト愛鳩の友が贈る珠玉の優勝鳩6羽……オランダの短・中距離優勝鳩を手にするチャンス!

3月号限定! パワーアップオークション……東坂東の強豪・栗原 渉鳩舎のファーストフライト系と、埼玉を形勢する荒井英夫鳩舎の代表鳩直子、直系から厳選された7羽。
 
 ピジョンカルチャー 鳩界偉人伝 連載第2回 by 大田誠彦氏

 ……1950年に発足した社団法人日本鳩レース協会は、鳩レースで「国際親善に寄与」するという崇高な目的に燃えていた。これを実現するための事業が国際鳩舎建造と国際親善レース開催だったと大田誠彦氏は述べられた。

 
☆ 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.11
 ……モイレマン(ミューレマンス 以下同)同士の交配は失敗に終り、新たな課題は筆者を次ぎのステップへと誘う。“ミューレマンスにはヤンセンのいい雌が必要である”。このことを教えてくれたのはヤンセン一家と交流の深いオーガスト・ウルフ・マイヤーで、その後、オリジナル・ヤンセン導入の際にも鳩のセレクトを委ねることとなった。1982年に初めてヤンセンを導入。届いた11羽は“メルクス”、“019”などピジョン・ビジネスで当時、主流となっていたラインではなく、“アウデ・ヴィットオーガー”の直系がほとんどだった。ミューレマンスに、なぜこの鳩のラインなのか…。
 
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