☆ニッポンTODAY |
連載最終回 岩田誠三氏/翔聖が歩んだ鳩界史
………前号では、昭和50年の済州島CH1000キロ総合優勝のチェチュ・キングの話をしましたが、今回は、昭和から現代までの私の鳩レースの翔歴と鳩界の話をしましょう。
昭和50年代の日本の鳩界は「日本鳩レース協会」と「日本伝書鳩協会」の2大協会が存在し、それぞれ充実期に入っていました。 ことに昭和53年(1978)1月に財界の実力者である笹川良一氏(日本船舶振興協会会長)が、「日本鳩レース協会」の会長に、副会長に並河靖氏が就任すると、新たな動きが出てきたのです。
まず笹川名鳩賞(その後、会長賞)が新設され、翌年には、日本船舶振興会の助成金により、国際鳩舎が、協会本部屋上に完成しました。………
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連載最終回 尾内一郎・日鳩会長が語る日本伝書鳩協会の歴史と歩み
………日本伝書鳩協会は、昭和29年に創立。以来51年の歴史を迎えている。設立当時から現在までは、どのような理想に燃え、それを実践しようとしたのか。尾内一郎会長に、当時のことを語ってもらった。
平成4年6月に小野内泰治会長が亡くなった後、日本伝書鳩協会の3代目の会長を土田春夫さんにお願いしました。土田さんのことを説明すると、土田さんは、読売新聞の機報部次長で、かつて東京・中野の陸軍軍用鳩調査委員事務所に勤務していた方です。
鳩に関しては、戦時中から深い関わりをもたれており、本当に詳しかった。日本伝書鳩協会を作った時も、読売新聞の通信が上手く行かない場合は、協会の鳩を貸すということで社内に「日本伝書鳩協会」の部屋を提供していただいたのです。………
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ファイナルNPC・参加全チーム揃う!/春爛漫! いざ決戦
参加鳩舎・登録鳩および登録鳩変更を発表
………停滞する寒波の影響で各地レース日程に遅れがあるものの、春レースは無事にスタート。2005年ファイナルNPCは最終締め切りをもって参加鳩舎が出揃いました。フィナーレを飾る立役者は372チーム、賞金総額は9,458,600円です!
NPC実行委員会より緊急のお知らせ
(重要ですので必ずお読み下さい) |
本誌73ページに「受賞申請用紙」を掲載しております。必要事項明記の上(分速記録は小数点第3位まで記入)し、連合会・支部以上の団体における審査担当者に署名、捺印をいただいた上でNPC実行委員会事務局まで郵送にてお送りください。締切日は対象レース(鳩協:地区ナショナル、日鳩:チャンピオンカップ)開催日の2週間後(当日消印有効)です。ただし、4月30日以降の開催となる団体については締切日を5月20日までとさせていただきます。
ナショナル1〜21位に入賞した鳩舎には、帰還記録データの提出が求められます。(*帰還記録データは電子時計から直接プリントアウトしたもののみ有効)また、手打ち式時計を使用した鳩舎が1〜21位に入賞した場合は帰還記録したテープのコピーをご提出願います。いずれも所属団体の審査委員の承認印が必要となりますのでご注意下さい。 |
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☆ヨーロッパTODAY |
R.フロリゾーネ追悼トータルオークション開催/華麗なる業績を残して・・・
………世界屈指の長距離フライター、R.フロリゾーネがこの世を去った。2度の心臓手術の甲斐なく、昨年12月4日、息を引き取る。享年80。
長距離レース界の重鎮、R.フロリゾーネ。1976年のバルセロナIN優勝を皮切りに、20年以上にわたり第一線を走りつづけた。1978年にはリモージュNでワン・ツー。1986年のボルドーSNも制覇した。
圧巻なのは1994年以降の賞歴だ。長距離、および超長距離でコンスタントに成績を残し、毎年著名なタイトルを手にしている。少羽数でレースを戦う鳩舎とは思えない数だ。長距離の巨匠ここにあり、と誰もが認める存在。王国ベルギーのトップフライターとして君臨した。1999年のバルセロナでは再びナショナルを制し、ビッグニュースとして世界鳩界を驚かせた。 |
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アルジェントンN成鳩の部優勝、全部門30,259羽中2位分速
フォンタイン・ガストン/ヴィクトリーコースを一直線
………薄い栗色と青白さが不思議な色をかもし出す。羽色シルバーの2歳の雄鳩で、フォンタイン・ガストンは会心の勝利を収めた。04年アルジェントンN成鳩部門優勝。若鳩、イヤリングを含めての総参加30,259羽中、堂々2位の分速を記録する。
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2004年マルセイユ・ベルギーN5,738羽中10位 デフィレール&レクレール/エースの再来
………デフィレールとレクレールの共同鳩舎がマルセイユNで10位に入賞した。ヒーローの父は5年前の同レースで11位に入ったレーサーだ。二代にわたるナショナルレースでの活躍である。 |
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☆ 注目!スペシャル分譲&オークション |
◎5月10日までの限定販売 愛鳩の友誌創刊50年記念特別セール Part1……デノー&ヘルボーツが贈る、選び抜かれたレコードバードたち!(下のカラー画像は一例です)
◎05年本場ヨーロッパ直輸入ベストチョイス……ベルギー、オランダ、ドイツ強豪鳩舎の04年生銘血バード
◎長島祐二鳩舎 厳選オークション……Rg総合優勝記念に珠玉の2羽!
◎平田輸入系銘血オークション……平田基哉鳩舎秘蔵の銘血、サウスウェル&ゴードン
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☆ ピジョンカルチャー 鳩界偉人伝 連載第4回 by 大田誠彦氏 |
………1955年に社団法人日本鳩レース協会に入会された大田誠彦氏にとり並河 靖、岩田孝七、岩田誠三の三氏は憧れのスターであった。今回は日本鳩界が世界に誇る三大愛鳩家のエッセンスを大田氏に述べていただく。 |
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☆ 連載17 競翔50年「愛鳩の友」誌 半世紀の歩み
創刊50年目を迎えた愛鳩の友誌 |
………競翔50年。愛鳩家達の半世紀を振り返ると実に様々な出来事があった。2005年4月、歴史の中で鳩を愛し慈しむ心を繋いできた愛鳩の友誌が創刊50周年を迎えた。
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☆ 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.13 |
………鳩の体型で交配を決める従来のやり方にこだわりながらも、一方では血統を意識し、オーガスト・ウルフ・マイヤーのアドバイスに基きミューレマンスとヤンセンの交配を試みる。半信半疑で取り組む交配も着実に成果を挙げていくことで核心に近づいていく。筆者が作出した鳩のラインが自鳩舎に留まらず、他鳩舎でも活躍し始めた頃だ…。ヤンセンから導入した“オーガスト”の母親がアウデ・ヴィットオーガーの親子掛けから生まれていることに気が付く。当時としての“近親”の概念にはなかった交配だけに再び戸惑いながらも、筆者は実践し新たな確信を持つこととなる。 |
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