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 ニッポンTODAY
 

2005年度 全日本優秀鳩舎賞 発表! 最優秀8鳩舎が掴んだ栄光までの足跡をたどる
 
 
去る10月4日、斉藤博朋鳩舎(91年シルバー賞、地区CH賞4回受賞)立会いの下、全日本優秀鳩舎賞の第1次審査の集計が行われた。総投票数115通。厳正なる審査の結果、本年度の三賞およびブロンズ賞の受賞鳩舎が決まった。(下記写真は五十音順)
 いずれも優劣つけがたい素晴らしい成績を挙げた7人の三賞候補者たち。一次審査に加え、二次選考では自鳩舎参加羽数の概念を取り入れた計算式から算出した平均入賞率が併記される。栄えあるクラウン賞の栄冠は、どの鳩舎の頭上に輝くのか…。すべてが明らかとなるのは、11月13日。感動のファイナル・ステージの幕開けは、間もなくである。

荒井英夫鳩舎
 (真岡連合会)
今井雅之鳩舎
 (姫路連合会)
神田亮介鳩舎
 (常南連合会)
早乙女節夫鳩舎
 (N横浜連合会)
       
プリモロフト
 (房総連合会)
水戸北ロフト
(茨城葵連合会)
若林元城鳩舎
 (群馬連合会)
ブロンズ賞決定!
横井信治鳩舎
(富山北連合会)
 

2005年度 チャンピオン鳩発表!
 …………ハイレベルな応募、05年度はG.CH3羽、CH4羽、R.CH1羽認定
 
  今年度のチャンピオン鳩への応募は九羽だった。例年に比べるとかなり落ち込んでいる。応募の減少は、全国的に長距離レースの展開が厳しかったことが原因している。耐久戦続きの今シーズンを乗り切り、応募9羽のうち八羽が認定とハイレベルな内容だった。

G.CH
グランド
チャンピオン
GOOD MORNING号
01MA15026 B ♂
宮内淑雅鳩舎作翔
(東京一之江連合会)
00LB19103 DC ♀
石井 昇鳩舎作翔
(木更津連合会)
森倉シオン・うしろやま号
00HF36072 BC ♀
森倉公二鳩舎作翔
(栃木連合会)
CH
チャンピオン
1KA40201 BCW ♀
中田幸雄鳩舎作翔(埼玉南部連合会)
※全姉/02年CH認定のスーパー193号
CH沼田号 00RB00268 B ♂
藤井孝彦鳩舎作翔(福井県連合会)
01LH10902 BW ♂
古川順一鳩舎作翔(市川南連合会)
スーパー・ピラニア号
01KA54258 BC ♀
中村一夫鳩舎作翔(埼玉連合会)
桜AP 456号
02HB21456 B ♂
野村久志鳩舎作翔(茨城葵連合会)
 
再び苦難を乗り越える
 …………6月下旬から確認された鳥インフルエンザ 追跡調査&アンケート

 
 昨年山口県、大分県、そして京都府で発生し、日本鳩界にも大いなる影響を与えた鳥インフルエンザが、6月下旬に茨城県で確認された。埼玉県での一例を除き、幸い他の都道府県には及ばず、10月中にほぼ全ての地域で終息した。
 9月25日には埼玉県鴻巣市での移動制限が解除された。9月8日に発生が認められたされた茨城県八郷町や、防疫措置が遅れた小川町では、殺処分の対象が大羽数のために防疫措置の時期が遅れたが、11月には移動制限が解除になる予定だ。
 舎外及びレースの自粛は解除になり再び日本鳩界は活況を取り戻す。ただ、アジア各国で鳥インフルエンザの発生が続き、現在はヨーロッパにも同じ問題が起こっている。今後同じような対応で臨むか、先手を打って自らが調査し、レース鳩の安全性を再確認するか。真剣に考える時が来たのかもしれない。
 
 ヨーロッパTODAY
 
新時代に君臨する将軍“ジダン”  優勝13回、3年連続エースピジョン賞1位
 …………モンス・ミラーベノア鳩舎

 
 新時代に君臨するピジョン・スポーツ界の将軍“ジダン”。優勝13回、3年連続エースピジョン賞第1位を誇るスピード力、そして安定感はどのラインから流れているのか。血統を紐解き、ブラッド・スポーツの奥深さに改めて気付かされる。
 
6年間で優勝356回! ベルギーが誇る最強フライター
 …………
マウリス&イヴァン・ファンデルスミッセン
 
 最高の血、レーサーを持ち、優勝し続けることは誰でも簡単に出来る事ではない。ましてや半世紀もの間それをやってのけるなど考え難いことである。しかし、そんな鳩舎がベルギーのブラバント州にあるルメンにいた。マウリス&イヴァン・ファンデルスミッセン父子である。
 
2年連続シングルの快挙 04年ベジエIN4位&05年ナルボンヌN2位
 …………アルベルト&エリック・ウィレムス

 
 2005年7月30日、ナルボンヌINでとてつもない銘鳩が誕生した。あるベルトとエリックの父子鳩舎が作翔し、昨年のベジエIN1歳鳩部門で4位に入賞した灰のオスが、今年のナルボンヌNでは2位に入った。2年連続でビッグレースのシングル入賞という、驚異のスーパーフライトだ!
 
恐るべき常勝ライン オランダ長距離界を席巻する
 …………バーテンブルフ&ファンデメーウ鳩舎

 
 近年長距離IN、N優入賞の血統の多くにバーテンブルフ&ファンデメーウの名が刻まれている。主力としているのはヤン・アールデン系で作られた基礎鳩ヴィットバイクのラインだ。本人はもとより他鳩舎でも活躍が止まらない驚異の飛び筋をレポートする。
 
 注目!スペシャル分譲&オークション
オークション・インクラウン part2
 
増刊号長距離篇特別オークション
 …………中・長距離から超長距離を勇躍する、選び抜かれた銘血73羽が勢ぞろい
 
Mr.サンバンサン 最高分速オークション30羽
 …………渡辺 正鳩舎が贈る最高分速の血!
 
よみがえる銘血 鈴木ヤンセン12羽オークション
 …………銘血を受け継ぐ飛び筋たち…05年東坂東地区Nで2代連続総合優勝&ジャパンカップ総合4位・東坂東桜花賞総合優勝の鈴木俊哉鳩舎が厳選
 
柴田ゴードン厳選30羽オークション
 …………海越えレースで雄飛! 長距離を制したチャンピオンたちの銘血流れる直系たち
 
パワーアップオークション
 …………選び抜かれた俊鳩6羽を出陳! 岩田輸入系オペル、伊賀オペル、銘血プリプリの孫、奄美600K総合5位の弟など
 
 永遠の銘系・その44 21世紀に生き続けるド・019

  優勝18回を誇るヤンセン鳩舎の銘鳩ド・019はレーサーとしても種鳩としても類を見ない鳩だ。そして彼の直子はレーサーとしてよりも種鳩として比類ない能力を発揮している。
 “ド・019”自身が秀でたレーサーでありながらも、そこまで優れたレーサーを輩出していないのは事実である。しかし、ヤンセン兄弟はそれを決して隠したりはしなかった。そうすることで、ますます“ド・019”自身よりも直子のほうが良い鳩を輩出するという噂が広まったのである。しかし、それは『噂』だけに止まることなく、今日に至っているのだ。

→B04−6467229 リヒテ ♂はド・019のように利口そうな顔つきをしている。

 
 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.20
 日本の愛鳩家が求める“総合優勝鳩から総合優勝鳩を”には落とし穴があった。親子二代でチャンピオンを誕生させることは極めて難しく、むしろ失敗例を挙げた方が現実的だ。なぜ、失敗するのか…。レースに興じる鳩飼いの多くは総合優勝、上位入賞と実績を挙げた鳩に執着する。結果、アイバンドの無い鳩を作ってしまうことにその原因があると筆者は指摘する。前回は虹彩の周りを黒く囲むアイバンドの意味を説明した。今回は、実例を挙げながら筆者独自の交配論理に基づき、多くの愛鳩家が経験してきた失敗を成功に替える方法を紹介する。
 
 誰も知らない「レース鳩以前」 連載16

「新聞社の鳩通信の活躍」
 戦後の鳩通信は、新聞や通信社などを中心に華々しい活躍をとげた。では、新聞社の現場では、どのような通信方法をとったのか、そのエピソードを紹介しよう。

 
 誰も知らない 羽毛の呼称〜造化の妙に迫る〜
   シリーズ第3回

 ふだん何気なく見過ごしている鳩の羽毛も、手にとってしげしげと眺めると、自然の造化の妙を発見して驚くことがたくさんあります。
 鳥類は、進化の過程で空を飛ぶ能力を獲得しましたが、それは飛翔のために一番都合の良い身体を獲得したということです。空を飛ぶ身体とはどうあるべきか、今回は羽毛一枚一枚からその一端を垣間見てみましょう。

 
☆愛鳩の友2005年11月号の紹介☆
2005年10月号の目次はこちら→
☆ニッポンTODAY
至高の光を放つ精鋭たち 第26回 地区チャンピオン賞受賞鳩舎を発表
 本年度、全国37鳩舎が地区CH賞に輝いた。タイトルは、三賞への登竜門である。有資格鳩舎2鳩舎、推薦鳩舎2鳩舎を含む41鳩舎は、いずれも今春至高の光を放った精鋭たち。頂点を目指すフライターの顔ぶれとその軌跡を紹介しよう。
 
第2地区 佐々木優鳩舎          由利連合会 地区CH賞2回目
佐々木信明鳩舎          由利連合会 地区CH賞3回目
第4地区 渡會 睦鳩舎      仙台南部連合会 地区CH賞1回目
三佳ロフト 新須賀川連合会 地区CH賞1回目
鈴木喜美男鳩舎(翔道5段) ニュー仙南連合会 地区CH賞12回目
第5地区 水戸北ロフト 茨城葵連合会 地区CH賞1回目
坂本安雄鳩舎 土浦連合会 地区CH賞1回目
小泉義彦鳩舎 日東連合会 地区CH賞1回目
第6地区 荒井英夫鳩舎 真岡連合会 地区CH賞1回目
小野久雄鳩舎 関東東部連合会 地区CH賞5回目
水越康治鳩舎 関東東部連合会 地区CH賞1回目
釜井盛司鳩舎 宇都宮連合会 地区CH賞2回目
第7地区 神田亮介鳩舎 常南連合会 地区CH賞1回目
古川順一鳩舎 市川南連合会 地区CH賞1回目
第8地区 プリモロフト 房総連合会 地区CH賞2回目
第9地区 若林元城鳩舎 群馬連合会 地区CH賞1回目
高柳芳男鳩舎 群馬中央南連合会 地区CH賞2回目
林 祐和鳩舎 群馬中央連合会 地区CH賞4回目
第10地区 早乙女義男鳩舎 埼玉草加連合会 地区CH賞1回目
谷澤六雄鳩舎 埼玉草加連合会 地区CH賞1回目
新妻六郎鳩舎 埼玉草加連合会 地区CH賞1回目
第12地区 河原雅基鳩舎(翔道4段) ベイ東京連合会 地区CH賞11回目
佐藤 守鳩舎 東京南部連合会 地区CH賞1回目
及川 茂鳩舎(翔道5段) 新日本連合会 地区CH賞1回目
第13地区 鹿島成浩鳩舎 武蔵野連合会 地区CH賞2回目
第15地区 横地光彦鳩舎(翔道6段) 静岡中央連合会 地区CH賞13回目
内山昭男鳩舎 遠州連合会 地区CH賞1回目
第17地区 横井信治鳩舎 富山北連合会 地区CH賞5回目
千田久雄鳩舎(翔道2段) 富山連合会 地区CH賞5回目
第18地区 高山初夫鳩舎 中京連合会 地区CH賞1回目
丹羽和一鳩舎 三重第3連合会 地区CH賞2回目
第19地区 今井雅之鳩舎(翔道別格3段) 姫路連合会 地区CH賞6回目
河村圭悟鳩舎 滋賀連合会 地区CH賞2回目
阪本孝治郎鳩舎 大神連合会 地区CH賞2回目
第20地区 佐藤英明鳩舎 福山支部 地区CH賞2回目
第22地区 赤松正紀鳩舎(翔道4段) 阿波連合会 地区CH賞9回目
第23地区 工藤講治鳩舎 福岡連合会 地区CH賞1回目
有資格鳩舎 早乙女節夫鳩舎(別格初段) ニュー横浜連合会
三宅博幸鳩舎(翔道4段) 岡山マスカット支部
推薦鳩舎 堀口富美男 上州連合会
木元正明鳩舎 埼玉上尾連合会
 
偉大なる勝利に相応しく!
 …………プリモロフト(房総連合会)の東日本稚内GN総合優勝祝賀会開催
 
 東日本GNで総合10位、2位、そして3年目には初の総合優勝という壮挙を収める。最高の栄誉に浴したプリモロフトが日頃、お世話になっている多くの鳩仲間に感謝の気持ちを込め、盛大な記念祝賀会を開催した。
 
☆ヨーロッパTODAY
若鳩を抜いたイヤリング ブールジュN(7/30放鳩)55,386羽中最高分速
 …………ヘールト・スケパースの “ド・ナショナル”

 
 真夏に行われるブールジュNは毎年話題のチャンピオンを誕生させてきました。今回は1500m台と近年にないスピード戦を展開するなか、イヤリングが若鳩を抜き去ります。総参加55,386羽中の最高分速をマークしたのは、ヘールト・スケパース擁するスピードバードでした。
 若鳩の祭典でもあり、ヤング部門は32,761羽と例年通り最も多い羽数でした。参加者の多くが若鳩のがむしゃらな力翔に期待を寄せます。それがこの大羽数に現れているのです。現に95年から今年にかけてヤング部門から最高分速鳩が飛び出したのは5回。やはり若鳩たちに分があるようです。ところが今年はイヤリング部門の優勝鳩が最高分速をさらいました。
☆ 注目!スペシャル分譲&オークション
オークション・インクラウン
  …………銘鳩はここから始まる! 総羽数は実に百羽以上! ヨーロッパのビッグレースで活躍したCHや、話題の銘血が目白押し。はたまた日本各地区の強豪鳩舎が作った会心作。
 
キップ父子の銘血レコード・バード
 …………バルセロナの王者・キップ父子のレコード・ブリーダーを大放出! ド・バルセロナ(バルセロナIN5位)、レディー・パーシー(マルセイユN優勝の母)、バルセロナ・キング(バルセロナIN優勝)、ホーランダー(バルセロナ・キングの父)、パープルローズ(バルセロナN3位)などの直系がズラリ勢揃い!
 
パワーアップ・オークション 垂涎!実力フライター自信の飛び筋
 …………山本竜一鳩舎、渋谷一男鳩舎、森田 隆鳩舎、阪本孝治郎鳩舎、早乙女節夫鳩舎、飯田芳弘鳩舎、八田 伸鳩舎、横井信治鳩舎、佐藤 守鳩舎たちが贈る飛び筋。
 
☆ 永遠の銘系・その43 永遠に絶えぬ銘血メルクス

 銘レーサー・銘ブリーダーと崇められたヨンゲ・メルクスの血は、今日のヤンセン系に確実に生き続けている。決して絶えることのないヤンセンの銘血がまた日本にやってきた。
 70年代後半のヤンセン鳩舎における輝かしいレーサー、ヨンゲ・ラケット。2週連続優勝、3週目には2位に入賞。ヨンゲ・ラケットと同年の76年にド・019の兄弟から生まれたスコウマンをも5分以上引き離して優勝したことがある。若鳩で17回入賞の実績を持つ銘鳩だ。

→ヨンゲ・メルクス B70−6243257 リヒテ ♂。
優勝15回。半兄弟ド・019には一歩及ばなかったが、種鳩としてのは遥かに優れていた。雌タイプの頭部を持ち、鼻コブも雄にしては小さめである。

 
☆ 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.19
 鳩を交配するにあたり、大切なポイントはいくつかある。健康な鳩であることは言うまでもなく、目的に合わせ、種鳩作りの種鳩か選手鳩作りの種鳩タイプかを見分けることも大事な作業だ。方法論を展開しようとすれば話は広がり、誰もに共通した接点を求めた時に難しさが伴なう。筆者が長年の研究と経験から気付いた最も重要なポイントがあった。虹彩の周りを走る黒い“アイバンド”の有無が、優れた鳩作りを左右するようだ。陽性の優性因子であるアイバンドは安定性、学習能力、自然界を生き抜く力に結び付く。子孫を残す種鳩には必要不可欠なものと筆者は確信している。
 
☆ 誰も知らない「レース鳩以前」 連載14

「天皇家も鳩に関心を寄せていた」
 鳩が一般大衆になぜ受けるようになったのか。それは天皇家の鳩に対する関心と関東大震災という未曾有の天災があったからだ。では、そのエピソードを紹介しよう。

 
☆ 誰も知らない 羽毛の呼称〜美しい和名が語るもの〜
   シリーズ第2回

 大正末期、伝書鳩について解説した本が相次いで発行されています。「傳書鳩の研究」(大正11年発行・武知彦榮著)「傳書鳩」(大正15年発行・岩田 巖著)などです。鳩に関する歴史的考察、品種、配合の仕方から訓練方法まで、体系的かつ詳細に記述されています。鳩界にとって貴重な、名著といえる本ですので、ご存知の方も多いと思います。
 いずれの本にも、鳩体の各部名称をあらわす日本古来の鳩界用語が紹介されています。羽楔、鳴尾、小松原、母衣…。優雅な響きです。どこを指すかご存知でしょうか。

 
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