☆愛鳩の友誌 創刊50周年記念企画 Part.3(1978〜82年代編)
長距離の覇者 偉大なるGCHたち |
年々、長距離レースでの帰還率は厳しいものとなっている。今シーズン、06年に開催された北海道からの3大長距離レースの帰還率は、過去最悪に近いものとなった。ジャパンカップ約10%、東日本CH約5%、GN約4%といった結果である。これではGCHはおろか、1000キロを一回帰って来るだけでも偉業となってしまう。
原因は様々に推察することができる。天候、猛禽類の増加、電磁波、純長距離バードの減少、レース体系の変化、等々、複雑な要因がからみあっていることは間違いない。各フライターも、暗中模索で解決策を探しているのが現状だろう。
今回紹介する1978年から82年のGCH鳩たちの共通項を見ると、在来系、地元の飛び筋を生かしきっているということである。この時代に3年連続GCH鳩を誕生させ、岩城系を確立した岩城幸夫鳩舎。津軽系の代表鳩“津軽ランサー1号”。現地特産品とも呼べる個性的な鳩が無数に存在した――そんな時代に学ぶことは多い。
紹介している銘鳩
【ブルー・シグナル号】 【ブーメラン号】 【ブラウエ・ヒンメル号】 【フェニックス・クイーン号】
【岩城57号】 【津軽ランサー1号】 【サルヒメ号】 【グランドつくも号】 【岩城32号】 【岩城37号】
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☆ニッポンTODAY |
ドリームレース、第2章……第2回ジャパンカップレース
関東CHがリニューアルし、昨年よりオープン参加となったジャパンカップ。2度目の開催となる同レースは、予定より1日日延べの5月8日に放鳩された。我々取材班は、放鳩地である初山別に車を走らせ、その放鳩の瞬間を追った。
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苦難のチャンピオンロード……東日本CH 放鳩ドキュメント
5月9日、今春のフィナーレを飾る東日本CHが、関東中のフライターが注目する中ついに放鳩の時を迎えた。その日、天気予報は大幅に外れ、北海道から関東にかけて厚い雨雲が覆うCH史上最大の渋い展開となる。記録されたトリは416羽。まさに苦難のチャンピオンロードとなった
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三賞の今春 最終回 <長距離レースを終えて>
最終戦、長距離レースに挑んだ三賞フライター。しかし、稀に見る難レースとなったのが、東日本CHと東日本GN。ハードな展開の中、昨年、日本鳩界トップ8に輝いた彼らは、いかに戦ったのか。今春を振り返って何を思い、来春に何を目指すのかを語ってくれた。 |
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地区CH賞の今春 連載最終回 春レース閉幕。そして…
約3ヶ月に及んだ春レースがついに幕を閉じる。泣いたもの、喜んだもの、表情はさまざまかもしれない。昨年の地区CHたちは、どのようなエピローグを迎えたのだろうか。「06年度版地区CH賞の今春」最終回。 |
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☆ヨーロッパTODAY |
永遠なれ!クラック・ヤンセン
オランダが生んだ伝説の巨人 “ヨス・ファンリンプト・クラック”が遺した偉大なる銘血
今や世界中に、その名前を知らない者は無い。生きながらにしてオランダの神話として語り継がれた名匠“ド・クラック”ことヨス・ファンリンプトの偉業は、未来へ向け新たな伝説として語り継がれる。 |
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☆ 注目!スペシャル分譲&オークション |
★恒例! サマーセール
…………【長距離APの宝庫 デノー&ヘルボーツ】、【ベルギーの最強鳩舎 ヨス・トーネ】、【銘血スピードチャンピオン群】、【銘血チャンピオン・ファミリー】、【APの宝庫 M&I.ファンデルスミッセン】、【オールラウンドCH鳩舎 コープマン父子】、【ベルギーのスピードCH鳩舎 ヘルボーツ兄弟】、【ワロン地区中距離CH デュトラノーアの銘血】、【プロ好みの長距離飛び筋 ジョルジュ・カチュー】……今がチャンス!
★今回限りの特別価格! 巨匠クラックの偉大なる遺跡を偲ぶ
…………故人ヨス・ファンリンプト・クラックが世界の愛鳩家に遺した銘血バードが勢揃い! 限定16羽!
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☆ 永遠の銘系・その51 銘血と実績が生んだAP A&E・ウィレムス |
ブラバント州のウィレムス父子が誇るスーパーCH“キング・アルベルト”の異父兄弟は、カレル・デレンの“ド・スーパーボーイ”を父に持ち、3年間で16回入賞という快挙を成した。
→B02−2321663 BCW ♂
★翔歴★
03年アルロン 370羽中14位
03年トゥーリー 305羽中5位
04年トゥーリー 339羽中13位
05年アルジェントン221羽中7位
を含み3年間で16回入賞
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☆ 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.27 |
生まれてくるヒナが雄であろうと、雌であろうと狙い通りの鳩が誕生することは、自らのライン作りを目指す愛鳩家の願いだ。バルセロナCH“ドン・ビトー”の血統構成を例に、その中に潜む交配セオリーを示しながら筆者は新たな発展的交配法を展開する。狙いはビトータイプの鳩を再現することにあり、その作出を可能にする鍵は親子交配にあった。一般的に行われる父娘掛けからは雄、雌関係なく高い確率で良い鳩は出来てくるが、今回は体の華奢なトリが出来やすい母息子掛けによる成功例をもとに、新たなCH誕生へと繋ぐ筆者の種鳩作りの交配法を紹介する。 |
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