愛鳩サロン

愛鳩の友


 
 
 ヨーロッパTODAY
 

「25,000人動員!オリンピアードinベルギ
 2007年1月26日〜28日 盛大に開催! ベルギー・オーステンド市メディア・センター

 
 1971年以来36年振りに鳩王国ベルギーにピジョン・オリンピアードが戻ってきた。本大会の成功を切に願ったフェルミューレン氏(ベルギー王立鳩協会会長)とテレーゾ氏(国際愛鳩家連盟会長)。オーステンドにあるメディア・センターには、初日5,000人、土・日曜日は約20,000人が訪れ、会場は熱気に包まれる。出陳ブースは100以上!世界各国から集まった愛鳩家は鳩王国ベルギーでのお祭りを大いに楽しんだ。


  

 約2万平方メートルのスペースは、大きく3つのエリアに分かれる。品評会及びオークション会場、各種ブースにエキシビジョン・スペース。広さも圧巻ながら、場内にひしめく群集の多さにも驚きを隠せない。一般公開が始まった26日には5千人、土日はその数を優に超え3日間で述べ、2万5千人の愛鳩家が会場に足を運んだ。
 「老若男女を問わず」が、ヨーロッパ鳩界の特長だろう。家族連れが多く見られ、子供たちは顔にペイントを施しお祭り≠満喫していた。イベントひとつとっても、皆が楽しめる内容となっている。イリュージョン・ショーやクラシック・コンサート…。人々は品評会で華麗なレーサーを愛で、ブースでは最新情報を学び、エキシビジョンでは芸術に触れる。まさに五感をフル活用して、フェスティバルを堪能していた。

 
▼その他  注目のヨーロッパTODAY
 
■ベルギー最強鳩舎 ヨス・トーネ  ―栄光への道― 連載第4回
■年輪がもたらす「強さ」 (後編)  ルフェブル&ダーネンス共同鳩舎
■チャンピオンはCHから 06年ピティヴェNPO12,842羽中優勝 A・ロックス
■スピードレースの魔術師 後編  ピート・ファンデメーウ
■偉大なる記録を自ら更新  7年間で優勝401回  M&I・ファンデルスミッセン
■驚きの連続ナショナルCH  デノー&ヘルボーツ共同鳩舎
■際立つ強さに世界が注目!  ディルク&ルイ・ファンダイク父子
■巨匠の銘血で大レースを雄飛 05年ブールジュN2位E・ファンカウヴェンベルグ 13位ロニー・メンテン
■銘血コロニーを確信!  06年アブリNPO2位入賞他   ピート・プント鳩舎
■夢を叶えた価値ある勝利 06年オルレアンダービーN第3地区優勝   クヴィンテン・トリオ
 

 ニッポンTODAY

 

■ 日本鳩レース協会 総合表彰式・懇親会開催

 …2月10日(土)ホテル・ラングウッドにて、日本鳩レース協会・総合表彰式及び懇親会が開催された。写真は2006年度を代表する活躍鳩舎。


  写真左より、菊花賞全国優勝・角 義美鳩舎、日本最優秀鳩舎賞1位・河原雅基鳩舎、日本AP賞1位&内閣総理大臣賞全国優勝(協会賞)・高山初夫鳩舎、全日本ゼネラルCH賞1位・及川 茂鳩舎。

■三賞・地区CHの今春
 いよいよ春シーズン到来。昨年、日本鳩界のトップ8に登りつめた三賞鳩舎も、新たなシーズンに突入しようとしている。しかし、鳩レースに過去の実績は通用しない。常に新しい試行錯誤が求められることだろう。今年もまた大きな流れに乗ることができるかどうか。その戦いぶりに注目したい。
 
 素野 哲が語る“作出のセオリー” 最終回
 
 鳩レースに勝つため、より優れた鳩作りを目指して誰もが試行錯誤してきた。鳩の帰巣性を生かすことから始まった競技だったが、時代が速さを求めるようになると、愛鳩家達はひたすら“陰性の劣性因子”であるスピードを備えた鳩作りに集中していった。行き着いた先に、帰還率の低下に悩む今日がある。“劣性因子”が強まることで、本来レース鳩が持っていたはずの、気象に対する順応性や活力、帰巣本能といった“優性因子”が減退した。鳩本来の能力を取り戻すため、筆者は鳩の歴史を振り返り、あらためてレース鳩の原点に立ち戻ることの重要性を説く。
 
▼その他 連載記事
 
■遺伝学的試論 フェルスプリート血統関連図における考察@ 山浦純一氏
■連載5 ルーキーを探せ! 雨降って地固まる 澤田正道鳩舎
■新連載 小長谷勝利獣医師鳩舎訪問記「こんにちは、こながやです」
■連載33 初心者のための健康講座 ヘルシーピジョン
■連載4 アイキュウの輪 交友関係からみる意外な素顔  大和敏春さん
■連載7 各地のベテランフライターに聞く 4月の管理
■連載14 人間と鳩との出会い
 
☆愛鳩の友2007年3月号の紹介☆
2007年2月号の目次はこちら→
☆ニッポンTODAY

 
  全国の愛鳩家が一堂に会す
 「東京ピジョンフェスティバル」

 
 名称が「東京ピジョン・フェスティバル」と変更された。今回で31回を数える日本伝書鳩協会主催のメイン・エベントは、今年も「池袋サンシャインシティ文化会館」を会場に全国の愛鳩家が集まり、1月13日と14日の2日間にわたって盛大に開催された。

  
▲06年全国最優秀鳩舎賞の名誉に輝いた岡山マスカット支部の強豪・三宅博幸鳩舎(写真右)と尾内一郎日鳩会長(中央)、細川 清・中国支部連盟長(左)の3名が、がっちりと握手を交わす。


 昨年を上回る盛り上がり

 異常気象を含め、取り巻く環境の厳しい時代に挑戦するかのように年々歳々、華やかさを増す。日本伝書鳩協会が主催する年に1度のビッグ・エベントの名称が「オリンピアード」から、「東京ピジョン・フェスティバル」へと改められた。長年、馴れ親しんだ名称だが、この変更を新たな飛躍へのステップにせんとする気概があったようだ。役員を初め、全国から集まった会員等で繰り広げられた今年の祭典は、総参加300名を超えた前年を上回る勢いで大いに盛り上がった。
     池袋サンシャインシティ文化会館を開催の場とするようになって3回目となる。2日間にわたって執り行われたフェスティバルの1日目は全国品評会、全国理事・評議員会、平成18年度特別表彰式、全国支部長会議とメニューをこなし、夜には参加者が互いの交流を深める懇親会が設けられ、和やかな雰囲気の中で進行する。
 「全国の会員、役員皆さんのおかげで、全体に順調な推移を見せ、秋のメイン・エベントである国際委託レースもしっかり消化し成果を挙げました。近年に入り、参加も年々増える傾向にあり、今度の発展に是非、結びつけていきたいと思っています」 尾内一郎会長の挨拶の中には会員への感謝と今後への期待が込められていた。



☆ヨーロッパTODAY

ベルギー最強鳩舎 ヨス・トーネ  【栄光への道 連載第3回】
稀代の銘ブリーダー、フーデン・グリジェの再来

ヨス・トーネ会心作の1羽だ。オリンピック・ユーロが身にまとう特有の色と模様は遠い祖先に見出せるフーデン・グリジェを彷彿させる。羽色の強い遺伝力は優れた性能も意味していた。

チャンピオンからチャンピオンへ   フェルスプリート父子
受け継がれる銘血から優勝が続出と誕生!!


 25年連続のゼネラルチャンピオン1位、7年間の優勝回数が252回と、恐るべき記録を打ち立てたフェルスプリート父子。その要因は、連綿と受け継がれる銘血の継承にある。
 
年輪がもたらす「強さ」 (前編)  ルフェブル&ダーネンス共同鳩舎
40年の歳月によって醸成された銘血

ベルギーの古豪、ロジャー・ルフェブルとダニエル。ダーネンスがまたもや確かな実力を見せつけた。06年のブールジュNで26,984羽中6位。この雌のCHは同鳩舎が誇るゴールデンカップルで固められたスーパーエースであった。
 
スピードレースの魔術師 (前編)  ピート・ファンデメーウ
2006年優勝16回・上位入賞30回!! オランダ長距離界のスペシャリスト 

オランダ鳩界で知らない人はいない。ピート・ファンデメーウは、スピードレースの魔術師として数々のミラクルを繰り広げてきた。しかし、輝かしいキャリアは奇跡ではない。確かな知識と経験が、狂いのないブリーダー選びを実現する。
 
☆ 素野 哲が語る“作出のセオリー” No.35

筆者は近年の日本鳩界における帰還率低下の裏に愛鳩家が陥りやすい盲点を指摘する。多くの経験と実績を積むベテランになるほどポリシーがあり、プライドもある。鳩作りに対しても自らが導き出した答えを持ち、独自の基準で鳩の良し、悪しを見極めてきた。それでも時には失敗し、次なる課題を突き付けられるのが鳩レースだ。歴史的変遷の中でスピードを求め過ぎたあまり、鳩本来が持つ帰巣性が損なわれてきた。とりわけ、キャリアを積む強豪ほど手の感触で覚えた好みのタイプで鳩を均一化し、揃える傾向がある。そして、そこに大きな落とし穴があると言う。

 
購入申込みへ
愛鳩サロントップへ戻る