愛鳩サロン

愛鳩の友


 
 
 ニッポンTODAY
 

◆三賞の今春
   連載第1回 全日本最優秀鳩舎、新たな戦いの幕開け

 いよいよ08年も春レースが始まった。昨年のクラウン賞、ゴールド賞、シルバー賞、ブロンズ賞に輝いたトップ8鳩舎はどのような戦いを見せてくれるのだろうか?
 規定レースにあたるRg、地区N、桜花賞(またはGN)。これらのレースをいかに乗り越えてゆくのか、最強鳩舎の今春を追う。
  

◆地区CH賞の今春
 
  連載第1回 Rgをどう攻略するか

 春レースが開幕して、約1カ月。連盟によっては、2月下旬を皮切りに地区CH賞への第1関門・Rgが開催される。昨年地区CH賞を受賞した強豪は、Rgにどう挑むのか。東日本中心に彼らの戦略を尋ねてみた。

 

▼その他 ニッポンTODAY
■王者が語るIGCの魅力!  2008年度 インタージェネレーション・コンペ開催
 昨年に続き、2008年もインタージェネレーション・コンペが開催。本号では、より多くのフライターに企画を楽しんでもらうため、各部門を制した前年のチャンピオンを始めとし、活躍鳩舎にIGCの魅力を語ってもらった。

 

 
 ヨーロッパTODAY

パワーいっぱいの小さな戦士 
スーパーCHラインで07年シャンテリーNPO第7地区優勝 リニー・ファンデン・ボガールト
NPO第7地区のシャンテリー若鳩レースは厳しい展開を強いられた。トップに躍り出たのはリニー・ファンデン・ボガールトが送り出した俊鳩で、一見、雌と見間違うような小さなボディーの雄鳩だった。
 
少数で大羽数を制す 
2007年ブールジュN2位 デニス・デルシャンブレ

中距離の祭典、ブールジュN。2007年のイヤリング部門では、少数精鋭で臨むデルシャンブレが大羽数の中、堂々2位に入賞! 実力を世界に知らしめた。

 
すり切れない美しさは強さの証
超長距離エースピジョンの宝庫 コー・ゲールツ
最少羽数を丹精込めて飼育しているため余分な鳩はいない、と何度断わられても、コー・ゲールツの鳩を求めてロフトを訪れる愛好家は後を絶たない。めったな事では落ちず、超長距離を何度飛んでも疲れを見せない、比類なき強さ。それは驚くほど歴然とした美しさとなって、精鋭たちの外見に表出していた。
 
▼その他 ヨーロッパTODAY
総てが噛み合いパワー全開 07年シャンテリーNPO第3地区をクラック・ヤンセンで制覇
  ヤン&リア・ファンデ・ザンデン
 兄妹の連携、レーサーの血統とコンディションが旨く噛み合った。ヤン&リア・ファンデ・ザンデン作翔の若い雌鳩が分速1469.82メートルを記録し、昨年のシャンテリーNPO第3地区で逆転優勝を成した。

■機を掴んだ遅咲きの新星 04年ホウデンNPO・22,903羽中優勝
 ヤン・ファン・オーネン
 参加羽数2万羽を超えるホウデンNPOでの劇的勝利はいわば幕開けだった。プロローグとなったスターファイターとベレンド・ダイフィンの出会いは、恋物語となってゴールデンカップルの誕生の章で山場を迎えたが、第3章、第4章の主人公はすでに産声を上げている。ヤン・ファン・オーネンのサクセスストーリーはまだ始まったばかりだ。

融和した、常勝ラインの粋と粋  07年ストロムベークNPO15,080羽中最高分速
 ウィム&ロン・ヒールセン共同鳩舎
 ある意味それは優勝以上の快挙と言えた。“ド・カイザー”と“ド・グリズル” ― 。伝説的な銘血統と銘血統が、バッティングして互いの持ち味をスポイルし合うことなく、1羽の俊鳩の中で見事に融け合ったのだ。その俊鳩の両親ほどこの言葉が似合う夫婦はいまい。まさしく、“ゴールデンペア”の誕生だ。

走り始める強豪への道 2年連続中距離エースピジョン賞の快挙
 ジョン・ボニーニ
 再開3年にして2年連続エースピジョンの銘鳩を誕生させた新鋭、ジョン・ボニーニ。早くもビッグタイトルを手にすることができた意義は大きい。今後はこのチャンピオンのラインを中心に据え、きっと強豪への道を走り始めることだろう。
 
 
 
   遺伝学への巡礼 第11回 交配手法のいろいろ  山浦 純一
 

 今月は今までの連載で育種価の重要性について述べてまいりましたので、決定した育種価をどのような交配手法を用いて作出すべきかを考察したいと思います。

今月のポイント
●目的に合った交配手法をセレクトする
●F1では両親よりもはるかに強い活力と能力が
  発現する場合がある。
●近親交配は明確な目的をもって行う

 

 
▼その他 連載記事
 
■連載21 目は口ほどにものを言う 新井健仁鳩舎
■連載16 アイキュウの輪 交友関係からみる意外な素顔  中里光男さん
■連載7  各地のベテランフライターに聞く 4月の管理
■新連載 「THE PIGEON」より 鳩の行動習性
■連載4 TO PIGEON BEGINNER 鳩レースのイ・ロ・ハ 講師・内田雅士氏
 

☆愛鳩の友2008年 3月号の紹介☆

2008年2月号の目次はこちら→
 
 ニッポンTODAY

 伝統を受け継ぐ美の祭典開催!
  1月12日、13日 第54回全国伝書鳩品評会・東京ピジョンフェルティバル開催

 2007年度全国最優秀鳩舎賞の栄誉に輝いたのは、2年連続で岡山マスカット支部の強豪・三宅博幸鳩舎(右)である。SCでは優勝から5位までを独占、CC、GCではトップ10にそれぞれ3羽を入賞させる大活躍で堂々の受賞。左は全国品評会総合1席に輝いた小笠原幸治鳩舎(天竜支部)。中央は日本伝書鳩協会会長・尾内一郎氏(昨秋のジャイアンツカップでは会長自ら全国優勝に輝いた)。また、今回新たにつくば国際鳩舎委員長を務める藤井一一氏が日本伝書鳩協会副会長に就任した。

  

 選ばれし兵たちの檜舞台
 
2007年度日本鳩レース協会表彰式・懇親会

 1月14日(月)東京都荒川区にあるホテル・ラングウッドにて日本鳩レース協会の総合表彰式が催された。懇親会には全国の強豪たちが集い、総勢は実に400名! 昨年は折りしも協会創立60周年。節目の年を締めくくるメインイベントを、豪華な顔ぶれが盛大に彩った。



 07年の主役たち。写真左から菊花賞全国優勝のうさぎロフト、日本最優秀鳩舎賞1位の神谷 中鳩舎、内閣総理大臣賞に替わる協会賞全国優勝の宮本孝丸鳩舎、日本エースピジョン賞全国優勝の鈴木邦男鳩舎、全日本ゼネラルチャンピオン賞1位の大高 繁鳩舎。
 
 
 ヨーロッパTODAY
 健在!CHブリーダーの偉力
 クリス&ヤープ・ファンデルフェルデン父子
昨年も長距離Nレースでシングル入賞をキープする。これまでバルセロナ制覇の2羽を含め5羽のN優勝鳩も誕生させた。今やオランダ長距離界を代表する強豪として名を馳せるクリス&ヤープ・ファンデルフェルデン父子の強さに迫る。
 
 3筋の金脈いまだ尽きず… 
 2007年ゲレN12,558羽中17位入賞 ルフェブル&ダーネンス

むしろ以前よりも勢いを増しているかもしれない。1990年代から脈々と続く“ゴールデンライン”がまたしても俊鳩を生み出した。名は“ド・ゲレ”。ルフェブル&ダーネンスの太鼓判と言うべき命名を、早くも受けたこの俊鳩。今後目が離せない存在になりそうだ。

 
 ベルギー最強鳩舎 ヨストーネ ― 栄光への道 ― 連載15回
 2本柱の新たな飛躍に貢献する異血“ジュエル”
今やバルセロナIN優勝鳩ゲルダの父親として有名だ。スーパーCHを誕生させた“ジュエル”の愛称には異血ブリーダーとしての優れた性能へのヨス・トーネの限りない期待が込められていた。
 
▼その他 ヨーロッパTODAY
■錦上に花を添える栄誉  07年シルバー・ウィング・バルセロナ受賞
                              パトリック・ケライン
 選り抜きの俊鳩のみで争われる、バルセロナ・ベルギーN内の頂上決戦 ― それがゴールデン・ウィング・バルセロナ賞だ。出場資格があるのは1つの鳩舎でたった1羽。断じてただの幸運で獲れるタイトルではない。2007年度のゴールデン・ウィング・バルセロナ賞第2位に輝いたパトリック・ケラインの俊鳩にも、受賞して当然と万人を納得させうる、決定的な要素があった。

■融和した銘血×銘血の真価 へリンク&ポールマンス
 07年バルセロナN12,738羽中優勝 IN25,820羽中4位
 主な敗因に不運を挙げることはできる。が、主な勝因に幸運を挙げることはできない。それがNレースだ。展開や天候などの偶発事項がどれほど有利に働いても、それだけで勝てるほど、万羽を優に超えるアスリートたちがしのぎを削るNレースは甘くない。Nの勝利には勝って当然と思える勝因が必ずある。その冷徹な事実を、バルセロナ・ベルギーNの勝者は改めて痛感させた。

■超実戦的な長距離系統 フライアルデンホーフェン父子
         07年イルンN総合優勝、N雄鳩エースP1位
 07年、ドイツの実力長距離鳩舎、フライアルデンホーフェン父子がまたやった。マルセイユから放鳩地を変えたイルンNで3,398羽中総合優勝! ここ10年で揺るぎのない飛び筋を構築したその力は、もはや疑う余地はない。ナショナル♂鳩エースピジョン1位も獲得し、抜群の安定感と一発の切れ味を証明。ドイツ発の長距離ラインが世界に名を轟かす。

■頼もしきは銘鳩“ザベル” 06年、07年連続ブールジュN3位入賞
                        ジョニー&イヴス・ジョンカー
 8年前のブールジュNワン、ツーで中距離界のスーパー・スターとして脚光を浴びたジョニー&イヴス・ジョンカーが2年連続ブールジュN3位入賞で再び注目される。勝利を促す原動力はベルギー中距離界の銘血を巧みに織り込み作り上げたCHブリーダー“ザベル”にあった。
■基礎カップルの確かな力 長距離レースの強豪ロジャー・ギオン
                  期待の銘血で07年サンバンサンIN制覇

 ワロン・ブラバン州のラスネ地区で闘う熟練フライター、ロジャー・ギオンが昨年のサンバンサンIN1歳鳩レースで堂々トップに躍り出た。最高の栄誉をもたらした雄鳩は自鳩舎が誇るゴールデン・カップルの近親ラインで構成されていた。
 
☆遺伝学への巡礼 第10回 表現型とエピスタシス  山浦 純一

 優秀な遺伝子を後代に高い確率で伝えるにはどうすればいいのか? 
今回は、このテーマについて考えていきましょう。

今月のポイント
●遺伝子は受け継がれるが遺伝子型はその世代限りのもの
●近親交配により、遺伝率を上げる手法
●♀よりも優性な遺伝子を持つ♂種鳩の重要性

 
▼その他 連載記事
 
■連載20 蘇えれ! シューヴェン伝説! 新井健仁鳩舎
■連載15 アイキュウの輪 交友関係からみる意外な素顔  鈴木直人さん
■連載6  各地のベテランフライターに聞く 3月の管理
 
 
 
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