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日本伝書鳩協会の底力を見る!
1月16日・17日第56回全国伝書鳩品評会・東京ピジョンフェスティバル開催


  厳しい鳩界事情を乗り越えんとする。日本伝書鳩協会にはパワーと明るさがある。去る1月16日、17日にわたり池袋サンシャインシティ会館にて恒例の東京ピジョンフェスティバルが盛大に執り行われた。春秋にかけて完璧な勝利を納め最優秀鳩舎賞を手にした鹿児島の下田勝幸鳩舎を始め、その他全国のタイトル獲得者が一堂に会した。

 

 ニッポンTODAY

心に刻む“栄光”の瞬間
2009年度・日本鳩レース
協会総合表彰式&懇親会開催

 09年度の総決算、社団法人日本鳩レース協会主催の総合表彰式と懇親会が去る1月11日、グランドプリンスホテル赤坂にて開催された。出席者が総勢200名を超え、年に一度のビッグエベントは盛大に執り行われた。

▲全国優勝鳩舎 左より 菊花賞全国優勝・阿部孝鳩舎、日本エースP賞全国優勝・鈴木信義鳩舎、ゼネラルCH賞全国優勝・及川茂鳩舎、日本最優秀鳩舎賞・八田伸鳩舎

 

未曾有の快挙V7の軌跡
日鳩合同鳩舎&国際鳩舎通算7度目の全国優勝達成!
新井博久鳩舎(群馬C支部・翔道8段)


 09年秋、前人未到の大記録がまたも更新された。通算7度目の全国優勝 ―。驚異的なレコードの持ち主は、鳩歴50年の大ベテランにして日本伝書鳩協会一筋の生え抜き・新井博久さん(群馬セントラル支部・翔道八段)。彼の偉大なる軌跡は、委託初挑戦にして手にした宝物、クリンチェ三世と共にあった。

▲昨年11月15日、ピジョンジャーナルクラブ主催「全国著名愛鳩家の集い」にて、全国優勝7回の偉業を讃え、特別表彰された新井博久さん(写真左)。

 

偉大な“覇”を成した銘血
四季ロフト(代表・富士井孝誌・
しらさぎ東連合会・翔道別格初段) 宮下 博鳩舎から東日本GN総合優勝、タルブ・ベルギーN優勝を導いた“ル・ボンブルー”を導入!

 09年、日本鳩界で最も注目された血統ではなかろうか。5月に東日本GN総合優勝すると7月には鳩レースの本場・ベルギーで戦う宮下 博&竹史鳩舎の下でタルブナショナル優勝を果たした。この2つの偉大な“覇”に共通して流れるは03年のマルセイユIN2位“ル・ボンブルー”の血―。ついにこのスーパーチャンピオンブリーダーのベールが明らかになる!

▲注目のCH銘ブリーダー“ル・ボンブルー”を手にする四季ロフトオーナー・冨士井孝誌さん(写真中央)。写真右は09年タルブ・ベルギーN優勝を果たした宮下 博さん。そして左は近年ブリーダーとして頭角を現してきた福田伯和さん。また福田さんは冨士井さんを宮下さんに紹介した人物でもある。

 

 鳩史に残る光陰 ザ・スーパー 連載 7 回
第7回稚内レース30大会連続記録
海老利明鳩舎


 右に出る者は未来永劫現れないだろう。稚内GN30大会連続記録。CHの名前で開催された年もあるが、実質的には何ら変わらない。他のレースとは「別格」と評される日本随一の難レースでの、他の追随を許さない大記録である。09年に記録が途絶えた折はさぞ落胆しただろうと思いきや、本人は至って恬淡。孤高の記録継続は誇らしい分だけ、実は重荷でもあった。
 
 
 ヨーロッパTODAY

純アールデンの粋 【前編】
貴重な純血を唯一人、今に伝える 
アントン&ルーシー・ファンデウェーゲン


 「鳩の魔術師」。基礎鳩“アウデ・ドファーチェ”から代をどれだけ隔てても、その直子たちと同じような優入賞鳩を生み出し続けるアドリアヌスを、皆は畏敬の念を込めてそう呼んだ。確かにある意味、それはマジックの成せる業だったかもしれない。純ヤン・アールデンという珠玉の“タネ”を保持し続けたのは、彼だけだったのだから。
 
 
 
▼その他 連載記事
 

■連載50 スプリントの血も飲み込んで 及川 茂鳩舎

■連載44 CH製造機!M・ブーツライン  新井健仁鳩舎
■連載39 アイキュウの輪 交友関係からみる意外な素顔 金澤賢二さん
■連載27 TO PIGEON BEGINNER 鳩レースのイ・ロ・ハ 講師・内田雅士氏
 

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