2010年・関東3大長距離レース・ダイジェスト
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低気圧が過ぎ去った5月9日、関東3大長距離レースと呼ばれる、ジャパンカップ、東日本チャンピオン、東日本グランドナショナルの3つのオール関東長距離レースが北海道から同日放鳩された。初山別JC午前6時、汐見CH午前6時30分、稚内GN午前6時55分―異なる時間に放鳩された総計約1万3500羽のレーサーたちの運命はいかに? 同日に放鳩されながら、それぞれ非常に異なるレース展開を見せた今春の3大長距離レースを振り返る。
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3大長距離を制したヒーロー
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5月9日、関東の3大長距離レースが催された。東日本CH6時30分、東日本GN6時55分、ジャパンカップ6時00分に放鳩。東日本CHでは好分速戦の展開となったが、東日本GN、ジャパンカップは耐久レースとなった。ドリームレースを制した各総合優勝鳩舎の感動と興奮の声を聞き、その素顔に迫る。
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一念、岩をも通す(前編)
10年春ジャパンカップ4,051羽中総合優勝
松浦邦彦鳩舎(茨城涸沼連合会)
←ジャパンカップ当日総合優勝鳩をつかむ松浦邦彦氏
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ヤンセンでつかんだ「夢」
10年春東日本CH7,772羽中総合優勝
矢口 忠鳩舎(常陸小川連合会)
→東日本CH当日総合優勝鳩をつかむ矢口 忠氏と二人三脚で管理をしてきた奥様の美佐子夫人
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勝ってなお無欲恬淡
10年東日本GN1,868羽中総合優勝
中村郁夫鳩舎(大千葉連合会)
←優勝鳩の羽をやや恥ずかしげに広げる中村郁夫さん。レース歴は23年だが、飼育歴は60年以上。その管理法は的を外していなかった。
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鳩史に残る光陰 ザ・スーパー 連載 11回 |
東日本CHを2度制した「CH男」
柴崎昇一鳩舎
再開後わずか3年で東日本CHを制し、翌年には総合2位に入賞。その4年後には未曾有の快挙となるV2を達成。鳩界の耳目を一身に集めたが、翔歴は言わば副産物に過ぎなかった。オランダCHの秀でた持ち味にいち早く着目し、実に30数羽を導入した先見の明も然り。「CH男」の真骨頂は関心事を独力でとことん掘り下げ、“真実”をしかと掴み取る情熱と努力にあった。
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