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 ニッポンTODAY
 

万羽がきた
埼玉レジョナル放鳩記 2011年春

「あの雲から日が顔を出してくれれば」。男たちは祈るように空を見つめる。放鳩のチャンスは今日をおいて他にない。3月5日午前7時、岩手県滝沢村。

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“明日”への架け橋
2011年春埼玉Rg総合トップ5座談会

 昨秋はかつて経験したことがないほどの天候不順に見舞われ、シーズンを通して苦しい戦いが続いたにもかかわらず、万羽の参加を集めた埼玉レジョナルレース。当日は好天に恵まれ、帰還率は実に9割以上。さらに好分速戦で最上位は大接戦と、申し分のないレース模様となった。レースの6日後に東日本は未曾有の大災害に飲み込まれたが、大成功となったこのレースは現段階ではまだ見えない“明日”への飛躍を支える一つの礎となるだろう。

2011年春埼玉Rg500Kレース 総合ベストテン
放鳩地/滝沢村陸自
放鳩日時/3月5日
7時30分
参加羽数/10,657羽(409鳩舎)
脚環番号
性別
羽色
実距離
分 速
  鳩舎名 (所属)
10KA39763
BC
458.284K
1373.823m
大津宣夫 (埼玉草加)
10KA45356
447.002K
1365.867m
石川建一 (埼玉北葛)
10KA48396
BCW
448.150K
1362.849m
篠田行夫 (埼玉)
10KA35278
452.435K
1362.825m
小沢幸夫 (埼玉吉川)
10KA26647
436.378K
1359.788m
上原健一 (埼玉宮代)
10KA22275
443.014K
1358.663m
東條茂夫 (春日部)
10KA43166
BC
443.742K
1357.839m
鈴木 隆 (埼玉北葛)
10KA40874
BC
459.418K
1357.084m
鈴木勝紀 (埼玉草加)
10KA39880
BW
457.944K
1356.537m
若林秀次 (埼玉草加)
10
10KA39784
BC
458.284K
1353.467m
大津宣夫 (埼玉草加)
 

緊急特集・今こそ、心をひとつに
東日本大震災・被災地区連盟の声

 3月11日午後2時46分、三陸沖を震源とする大地震があり、東北から関東にかけて最大震度7の揺れ、それに伴う大津波が襲った。さらには福島第一原発での事故も起こり、日本列島は未曾有の大災害にあえいでる。東北から関東各地の愛鳩家も大きな被害を受けた。被災地連盟の会員は今、どんな状況にあり、何を求めているのかをインタビューした。                         詳しくは topics


津波で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市。巨大な船が街中に乗り上げている。北山 徹氏撮影

●インタビューした連盟
・青森連盟 ・南部連盟 ・岩手連盟 ・東北支部連盟 ・宮城北部連盟 ・北宮城連盟 ・宮城連盟
・NEW宮城連盟 ・福島連盟 ・福島中連盟 ・北関東連盟 ・茨城連盟 ・茨城中連盟
 
ニッポンTODAY
 
 純ヤンセンという新たな基点
  純ヤンセン×純ヤンセンでGP制覇 
     篠崎金一鳩舎(武蔵野連合会)


 昔も今も、心根は長距離志向。そのため、これまで数え切れないほどの超銘鳩を導入してきながらピュア・ヤンセンとの出会いが遅れた“ミスター・ナルボンヌ”こと篠崎金一鳩舎だが、一度目を向ければ、その研ぎ澄まされた視線は決して“本物”を外さない。初めて導入した純ヤンセン系のペアは、どちらも図抜けたポテンシャルと可能性を秘めた“ヤンセンの中のヤンセン”というべきスーパーCHだった。
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  半世紀 Half a century
   鳩と共に生きたある50年史 Vol.5
   若大将系に賭けたプロフェッショナル
   及川 茂鳩舎(新日本連合会)

 日本鳩界屈指の飛ばし屋であり、数少ないプロとも呼ばれる及川 茂鳩舎。近親系統・若大将系で半世紀近く第一線で戦い続け、東日本CH最多記録等、数々の栄光を手に入れてきた。今世紀からは及川シャンテリー系が大ブレイクし、三賞の常連に。07年には日本一のタイトル・クラウン賞も獲得した。
 鳩は家族であり、鳩のない生活は考えられない、という及川氏の半世紀とはいかなるものだったのか。若大将の強さの真髄に迫る。

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 ロフト愛鳩の友 代表鳩

ド・クラックの貴重な遺作
クラック畢生の銘鳩ド・613とボルグマン兄弟
の最高傑作ド・25の血が脈打つ純ヤンセン


  04年生まれ、灰胡麻のメス。オランダが誇る伝説の巨人ド・クラックの遺作であり、甥ボルグマン兄弟の貴重な種鳩の一羽でもあった。ラインを遡った時、“ド・613”と“ド・25”に出会う。

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カトリスの威力を繋ぐ
  2代連続のCHブリーダーを核に最前線を
  闘うベルギー長距離界の
          名門ヌーエン&パーセン父子

 ベルギー鳩界を代表する銘系カトリスの“ド・45”のラインを基に独自のコロニーを形成してきた。長距離の名門ヌーエン&パーセン父子の近年の活躍はド・ナルボンヌ、ビューティ・マルセイユの二代連続CHブリーダーの銘血から生まれていた。
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少数精鋭で勝ち抜く!
 エースPの銘血駆使し、07年ブールジュN
 1歳鳩2位 デニス・デルシャンブレ

 常に少数で大レースに臨む。デニス・デル
シャンブレがハイスピード戦となった07年の
ブールジュN1歳鳩部門で堂々2位に入賞す
る。勝因は基礎鳩近親ラインにエースPの銘血を巧に織り込むことにあった。

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純アールデンの真価を今に!
  アドリアヌス・ファンデウェーゲンの純血を
  維持し続ける  強豪アントン&ルーシー・
                ファンデウェーゲン

   アールデンの銘血をベースに父アドリアヌス・ファンデウェーゲンが作り上げた最高級の血統を受け継ぐ。息子アントンはいっさい異血を交えずに自らのラインを形成し、今日のオランダ長距離界をリードする。
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▼その他 連載記事
 
■連載64 “若大将系に賭けたプロフェッショナル  及川 茂鳩舎
■連載53 アイキュウの輪 交友関係からみる意外な素顔  並木芳一さん
■連載40 TO PIGEON BEGINNER 鳩レースのイ・ロ・ハ 講師・内田雅士氏
 

☆愛鳩の友2011年4月号の紹介はこちら☆

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