ジャパンカップ★東日本CH★東日本GN
関東3大長距離レース 2005年〜2010年の軌跡
連載
第4回 2008年篇
|
天気の移り変わりを読み、難しい判断を求められる中で関係者は放鳩のタイミングを計る。08年関東三大長距離レースも三者三様、独自の展開が待っていた。予定を1日繰り上げ5月8日放鳩となったJ・カップは当日ゼロとなるも翌日12%が帰還する。10日予定が1日日延べとなった東日本GNは全コース曇天となる中、翌朝、予想外の早い時刻にトップが帰る。2日日延べの東日本CHは、先の2レースの展開とは異なり好分速、好帰還率を記録した。
08年東日本CH放鳩シーン (写真提供・早川二郎氏) |
|
伝説の巨人 ヤン・グロンドラース 〜後 編〜
|
伝説の巨人、ヤン・グロンドラース(1920年生〜1997年没)。前編ではベルギー鳩界史における巨人の足跡をたどった。後編では晩年のインタビュー記事を紹介しよう。「グロンドラース・システム」と呼ばれた、巨人のレーサーおよびブリーダーの管理・調整法とは一体どのようなものだったのか?
←ヨーロッパのピジョン・マガジンの誌面をかざったヤン・グロンドラース
|
|
|
ニッポンTODAY |
|
|
長距離当日のスピードに注目
イルンN当日14羽帰り優勝のCH
“フェデラー”を導入
うさぎロフト(オーナー・大槻政明
水戸梅香連合会)
日本鳩界を代表するトップフライター、うさぎロフトにして残された課題があった。翌朝レースとなった長距離戦に勝つため従来の戦力に新たなスピードが必要だった。イルンN優勝鳩導入の訳もそこにあった。
←鳩舎内でエースP級の回復力と持ち前のスピードで07年のイルンNを制した“フェデラー”を手に収める大槻政明さん。
詳しくは topics
|
|
|
|
半世紀 Half
a century
鳩と共に生きたある50年史 Vol.9
古豪と呼ばれてから出直した男
樋口 勉鳩舎(新埼玉連合会)
勝負の綾は幽玄だ。例えば、勝つべく全身全霊を注ぎ込んだことが勝因になることもあれば、無用な力みに繋がって敗因になることもある。逆に、肩の力を抜いて気持ちにゆとりをもったことが勝因になることもあれば、気の緩み、あるいは努力不足として敗因になることもある。どちらに転んでも不思議ではない結末までの脈絡を、理路整然と解き明かすことはおそらく不可能だろう。だが、樋口勉さんが桜花賞三連覇という金字塔を鳩史に打ち立てた要因が、気持ちのゆとりにあったことは明言して良いかもしれない。
詳しくは topics |
|
|
|