鳩界の王冠は誰に
2008年全日本優秀鳩舎賞決定!
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鳩界最大の栄誉といえる全日本優秀鳩舎賞の顔ぶれ8名が出揃った。全国22区・57鳩舎の地区チャンピオン各賞から選ばれた三賞の7人は、桧舞台・椿山荘へと駒を進める。入賞率は熾烈な接戦。王冠を頭上に頂くのはいったい誰になるのか?激戦を勝ち残った各鳩舎の活躍ぶりを振り返ってみたい。
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新井 繁鳩舎
・初の地区CHで三賞受賞
・長距離帰還率No1
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うさぎロフト
・昨年に続き3回目の三賞
・桜花賞総合優勝
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内田忠男鳩舎
・初の地区CHで三賞受賞
・入賞率トップ
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神谷 中鳩舎
・鳩歴5年で初受賞
・2レースで入賞率0.2台
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坪井和利鳩舎
・規定レース抜群の安定感
・東海・三重CH総合優勝
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吉村和道鳩舎
・中・長距離レース優勝多数
・桜花賞5位までを独占
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米倉勝弘鳩舎
・昨年に続き6回目の三賞
・Rg総合優勝、入賞多数
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☆ブロンズ賞
横井信治鳩舎
・短距離3レース優勝
・北陸GN総合優勝
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▼その他 ニッポンTODAY |
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■2008年度チャンピオン鳩発表! 長距離の星“GCH”久々の誕生! |
■第1回目が飛躍へのステップ チャレンジ精神で常に最前線を駆ける鳩のマイスター
乙川 清鳩舎(新潟北越連合会 翔道8段) |
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種鳩導入から作出、管理、競翔の基本理念までを徹底解明
巨匠の流儀 欧州を席巻したドイツの皇帝「レイムント・ヘルメス」 |
80年代初頭から実に4半世紀の長きに亘ってヨーロッパ鳩界に君臨し続けた絶対君主がいる。名はレイムント・ヘルメス。本業の方でも、小さな肉屋を一代でドイツ有数の精肉企業へと育て上げた、立志伝中の人物だ。構想力と実行力、そして貫徹力――。大成功を導いた類稀な資質を、彼は豊かな財力と共に鳩レースへ傾注。結果、編み出したオリジナリティ溢れる競翔理論は時代を超えて輝きを放ち続ける鳩界のバイブルとなった。
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生粋の賞金ハンター 【前編】
05年〜07年・3年連続ジェネラルCH スティッカー&ドンケルス |
たった1年で実に1038回も賞金を受け取った男たちがいる。オウガスト・スティッカーとディルク・ドンケルス――互いをプロと認め合い、共同鳩舎を営む2人だ。彼らのロフトは常に活性化している。気に入った鳩がいれば即、導入。結果を出さなければ即、淘汰。そのため系統は入り乱れ、百花繚乱の趣を呈しているが、たった1つだけ、全鳩に共通する特徴がある。それは「稼げる鳩」だということだ。
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飛び筋繋ぐ期待のCH 2008年オルレアンNダービー
第1地区優勝 アール&マルセル・ファンベフェレン兄弟 |
若鳩の祭典オルレアンNダービーはいつの時代でも愛鳩家の心を熱くさせる。08年の第1地区を制したファンベフェレン兄弟のチャンピオンは大羽数を抜ける因子を引き継ぐ。まさに会心の勝利鳩だった。
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空から降って来た“赤い天使”
08年オルレアンNダービー第2地区優勝 K.オプ・ヘット・ホーグ |
今年のオルレアンN第2地区を制したのは、「レッドエンジェル」と名付けられた雄の栗鳩。当日長距離レース専門の血統で固められたこの美しい鳩は、ヘット・ホーグファミリーの結束が生み出した、幸運を運ぶ鳩でもあった。銘鳩誕生の背景にある、秘められたドラマとは。
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血の根底に潜む、四重の勝因 2008年ムーランクールNPO・
セクション9 2万1459羽中優勝&最高分速 ヘンリ・ルットガー |
「殊勲の大金星!」
―― 鳩界事情に疎い普通の新聞記者ならそう報じたかもしれない。しかし選りすぐりの精鋭たちがひしめく万羽レースの上位集団に、運が入り込む余地などない。「超新星」の手にも確たる勝因が握られていた。
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