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 ニッポンTODAY
 

優れた因子を確かな力に!
2010
年春季東日本GNベスト・テン座談会 ―大きな成果に結びつけた勝者それぞれの取り組み

 今春の東日本GNベスト10が集い恒例の座談会が開かれた。異常気象による天候不順がレース展開に大きく影響するも、鳩の持ち味を見事に引き出し、堂々上位十傑に名を刻む。渡辺稔GN審査委員長が司会を務め、勝者にそれぞれの戦い方、入賞鳩の血統などを語ってもらった。

←座談会に出席した東日本GNベスト10の面々
前列左より
総合優勝・中村郁夫、 2位・飯泉正人、 3位・中里光男、 4位・郡司力、5位・西沢賢治
後列左より
総合6位・松本光正、7位・米倉勝弘、8位・隈澤 剛、9位・佐藤豊、10位・軽部陽一
          ※以上敬称略

 
◆2010年度東日本GNベスト10データ◆
・放鳩日時: 5月 9日午前 6時55分   ・放鳩地:北海道稚内  ・参加 1,868羽( 677鳩舎)
・天候:曇り→晴  ・当日帰還ゼロ記録、 1割弱
順位
脚環番号
羽色
実距離(K)
所要時間
分速(m)
所 属
鳩 舎 名

1

09LB12743 B
1103.722 14:57:10 1230.231 千葉・大千葉 中村郁夫

2

09HF12631 BC
1026.318 15:04:21 1134.868 東坂東・関東東部 飯泉正人
3
07LK15446 BC
1081.048 16:05:09 1120.082 千葉東・北総 中里光男
4
08HA01123 B
1055.089 15:42:27 1119.517 茨城・鹿島 郡司 力
5
08MA07337 BCW
1090.198 15:14:19 1118.936 東京東・東京北部 西沢賢治
6
06HF38015 B
1000.537 14:59:48 1111.954 東坂東・宇都宮 松本光正
7
09MB20154 BC
1089.177 16:19:48 1111.631 西千葉・下総 米倉勝弘
8
08LB03325 BCW
1081.110 16:15:56 1107.770 千葉・船橋 隈澤 剛
9
08LH03725 B
1078.436 16:33:03 1085.983 西千葉・大高 佐藤 豊

10

08HA09214 BC
1025.682 15:45:26 1084.880 茨城・常陸小川 軽部陽一

栄光は暗闇の向こう側に
10年春・埼玉桜花賞1000Kトップ5座談会

 天候不順により中距離から難戦続きであった今春の埼玉連盟。ファイナル桜花賞(東日本CH)では、876羽が参加し、翌日に200羽が帰還。夜明けぎりぎりの翌日戦となった1000Kレースで上位入賞した鳩舎はどんな管理を行ってきたのか。難戦を克服した埼玉桜花賞トップ5がそれぞれの方法論を語る。

←前列左から坪井政雄氏(埼玉連盟連盟長・司会)、牛久進一氏(N南埼・総合優勝、3位)、矢口敏夫氏(埼玉吉川・総合2位)、後列左から小沢幸夫氏(埼玉吉川・総合4位)、新井 繁氏(埼玉北辰・総合5位)

 
◆2010年春・埼玉連盟桜花賞1000Kレース ベスト10データ
埼玉連盟主催/汐見1000K 放鳩日時)5月9日6時30分 天候)曇→晴
参加)876羽(212鳩舎) 記録)211羽(翌日200羽)
序列
脚環番号
羽色
実距離
分速
鳩舎名
所属
1
09KA43816 B
950.471K 1239.475m 牛久進一 N 南埼
2
09KA12278 B
966.792K 1199.295m 矢口敏夫 埼玉吉川
3
09KA43815 BW
950.471K 1194.584m 牛久進一 N 南埼
4
07LC18793 B
959.637K 1192.738m 小沢幸夫 埼玉吉川
5
09KA35074 BCP
952.548K 1182.188m 新井 繁 埼玉北辰
6
09KA16561 B
957.845K 1176.063m 小林孝夫 埼玉北葛
7
09KA16567 B
957.845K 1150.311m 小林孝夫 埼玉北葛
8
09KA29477 B
971.445K 1146.112m 武田福太郎 埼玉三芳
9
09KA47216 B
932.217K 1123.402m 鳥海 武 埼玉幸手
10
09KA43002 B
942.435K 1123.149m 上原健一 埼玉宮代



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栄光の桧舞台に集う  2010年度第6回ジャパンカップ総合表彰式


 去る7月11日(日)、さいたま市内大宮パレスホテル「ローズルーム」にて、第6回ジャパンカップ総合表彰式が催された。会場には、関東で活躍する強豪鳩舎や政界からの来賓もあり、セレモニーは大いに盛り上がりを見せた。
 今年から大会委員長が柴崎昇一氏へと代わり新生ジャパンカップレースとして開催。また、今秋にはオール関東オープンレースの開催も決まり、鳩界はますます盛り上がることとなるだろう。

広域レース初制覇で新たな確信  2010年度春季中部3地区GPレース
                 総合優勝  望月 一鳩舎(大静岡連合会・翔道4段)


 本来の自鳩舎飛び筋の充実を図る中で、新たな飛躍への可能性が広がった。期待の異血鳩同士の交配で、86年のシルバー賞、望月一鳩舎が今春の中部三地区GPで広域レース初制覇を遂げた。


→中部3地区GPの広域レースで初の総合優勝を納め感慨も新たなな望月一さん。数々の俊鳩を誕生させてきた愛着ある鳩舎を背に、静岡の強豪の手の中には今回の勝利鳩“蟹田リリィ号”が収まっている。

 

 鳩史に残る光陰 ザ・スーパー 連載 13回

史上最年少の三冠王 延谷 新鳩舎

 盛大な花火大会のような鳩人生だった。レース歴3年で総合優勝を果たし、その翌年にはクラウン賞を受賞。さらにゴールド賞、シルバー賞をあっけなく射止め、史上最年少で三冠王に。Rg三連覇、二代連続総合優勝など他にも華々しい話題をあまた振りまいたあげく、唐突に中断。数年後に再開するも本領を発揮する前に、やはり唐突に引退―。その派手さ、せわしなさ、清々しさはまさに彼自身の人柄そのものだった。
 
 
 ヨーロッパTODAY

熱闘!バルセロナIN
            【前 篇】
 10年バルセロナIN優勝&ドイツN優勝、9位、14位 ブルクハルト・ヘラー  
 2位・ベルギーN優勝 バルト・フェルディエン 
 3位・ベルギーN2位 デルルー・ファンブリアーナ








 今年のバルセロナINは例年にも増して過酷なレース模様となった。帰還コースの各所で30度台の半ばに達した異常な昇温と、それゆえの広範囲な雷雨。最長距離レースであることを含め、レーサーたちはまさに三重苦を味わうことになった。ところが「最高のコンディションと最高のモチベーション」により「最高の鳩」に仕上がっていたと思しい最上位の3羽は、それらを乗り越えたところから1分1秒を争う大接戦に突入。それはバルセロナINという特別なレースに相応しい、特別な頂上決戦だった。

 
 
▼その他 連載記事
 

■連載56 千キロは遅い鳩で勝負する  及川 茂鳩舎

■連載50 マルシン復活の鍵を握る兄弟コンビ  新井健仁鳩舎
■連載45 アイキュウの輪 交友関係からみる意外な素顔 西島智昭さん
■連載33 TO PIGEON BEGINNER 鳩レースのイ・ロ・ハ 講師・内田雅士氏
 

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