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第46回東日本CH放鳩ルポ
 光明を求めていざ古巣へ

  東日本CHは今大会で46回目となる、長距離のクラシックレース。長年フライターの夢舞台となってきた。今大会の参加羽数は1万202と万羽を超えた。レースは高温逆風の厳しい展開となるが、2日目に1300羽、3日目も合わせると1594羽が帰還を果たす。 
 2泊3日の取材から放鳩までを綴る。

 

 放鳩委員・責務を全うする愛鳩家たち

 放鳩地・汐見高台方面から羽幌町を望む。左奥の大きな建物が町役場、右側に海が広がる。

 羽幌町町長・舟橋泰博氏に寄付金を手渡す泉 正彦放鳩委員長。
舟橋氏は「東日本CHは汐見の保管庫から飛ばしていた当時から知っています。羽幌町では、馴染みのレースです。寄付金は地域福祉基金の充実に充てたい」と謝辞を述べた。


 サンセットビーチから羽幌港を望む。日本海最大にして最高の好漁場「武蔵堆」に最も近い漁港でタコ、ヒラメ、ホタテなど四季を通じて折々の魚種が水揚げされる。


えさ箱に餌を流し込む

給餌は水抜きから

えさ箱は七本ずつ並べられる

水箱にホースで水を満たしていく

 4時20分日の出。汐見高台の農道にトラックを一列にならべての放鳩となった。

 緊迫の一瞬が連なった十五分

↑放鳩後、帰還方向を見やっていた副放鳩委員長のお2人。竹井芳明氏(右)と、早川二郎氏(左)。眼差しには達成感が。

泉 正彦委員長がタオルを力強く振り上げた。これが放鳩合図→
 泉 正彦放鳩委員長のコメント
 日の出がはっきり見え汐見は放鳩日和でした。放鳩時間は内地と綿密に連絡を取り、4時過ぎには6時までの放鳩で決定していました。内地の予想最高気温が30度近くまで上昇するとの事で、早い時間での放鳩可能性を検討していました。放鳩時には日の出がクリアに見え、視界も良好でした。帰還ルートがもう少し東へ寄ればベストだったと思います。日延べが避けられ、残留鳩は殆どいない状況でした。

 早川二郎副放鳩委員長のコメント

 帰還が悪い時は上にあがってぐるぐる回ったり、視界が悪くなると戻ってきたりしますが、今回はそのようなことはないと思います。放鳩日まで晴れ続きで、湿度も低かったので鳩の状態は良好だったように見受けられました。5時には太陽にかかった雲もきれいに払われ、視界は良好でした。

 竹井芳明副放鳩委員長のコメント

 大畑から見た津軽海峡はじめ、帰還コース全域で放鳩可能の情報が入っていました。視界が悪いと明るい海岸方向(留萌方向)にコースをとりがちですが、今回は大群で苫小牧方向に飛んでいきました。帰還方向としてはほぼベストだったと思います。内地の昇温だけが気がかりです。

 

 


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稀代の天才、ド・クラックからボルグマン兄弟へ受け継がれた、ピュアヤンセンの最強伝説

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